このページは、1年理科『生物』1999/takaの授業記録 です

  観察3 タンポポを調べる
              
                  1999 04 22(木)曇り
                        23(金)曇り

   通勤路に天白川があって、堤防沿いに菜の花が咲いている。遠目に
  は黄色でばかりで区別がつかないが、実際に歩いてみると今日の材料
  『タンポポ』がたくさん咲いてる。鋏でチョンチョン。早朝なので、
  閉じてる花が多いが、それでも型の良いものを選んで理科室の水槽に
  つけておいた。
  

     
  (上: タンポポの花の内部) 手で引き裂けば、簡単に観察できる


  <<授業の様子>>

  事前に、タンポポの花3つを持参するように連絡すると、生徒が
  持ってきた。勿論、自宅から持って来なかった生徒は校庭から採
  ったり、友達に分けてもらっていた。

  まず、上の写真のようなの花を見せ「これは1つの花ですか?それ
  とも、たくさんの花が集まったものですか?」と質問した

  読者の皆さんは、どちらだと思いますか?
   <生徒の考え>
     約15人: 1つの花
     約20人: たくさんの花が集まったもの

  正解は「たくさんの花が集まったもの」で、このような花を
  『集合花』という

  次に1つの花を取り出し、次のようにまとめた

  
   (A君のプリント)

  
  花弁(花びら)については、先端部分がいくつに分かれているか肉眼
  で観察させた。しかし、細か過ぎるので『ルーペ』を配り観察させた。
  結果として、答え『5つ』が返ってきた

  さらに、種子になったものをものを持参した生徒がいたので、それを
  クラス全員に配り、花との関係をまとめた(上右図)

  次に、1つの集合花にある花の数を調べさせた(下図)
  
      (上: Bさんのプリント)

  その結果は、次の通りである
   (名前は消しました)

  本来なら、5の倍数になるのだが、何らかの原因でこのようになった
                   (花の数: 50〜230枚) 
  そして、このデータを棒グラフにする予定だったが、時間の都合できな
  かった
  
  次時は、双眼実態顕微鏡を使って『雄しべ』と『花粉』について調べた
  い。メインの目的は双眼実態顕微鏡の使い方である。
  
  

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(C) 1999 Fukuchi Takahiro