このページは、1年理科『生物』1999/takaの授業記録 です

  観察8 葉、気孔(顕微鏡) 
              
                  1999 05 18(火)

  顕微鏡は初めてなので、どれぐらい使えるのか不安だった。しかし、
  小学校での習熟度が高く、説明が簡単でよい

  いきなり色々な植物の葉を持参『気孔』を観察させることにした

      例年は「顕微鏡の使い方」と「プレパラートの作り方」
      で1時間使用している
  
(左:顕微鏡を見ながらスケッチ)


  <<授業の流れ>>
   教科書を読み、『光合成』『気孔』を知る
   顕微鏡各部の名称確認
   操作確認
   ・ 反射鏡は平面から (小学校は凹面なし)
   ・ しぼり板は全開  (小学校はしぼり板なし)
   ・ 本体は傾けない
   ・ 対物レンズは低倍率から始める。倍率を上げたい場合はレボルバ
    ーを回すだけでよい。ピントは微調整
    <参考:対物レンズとプレパラートの距離>
         10倍 (7.1ミリ)
         40倍 (0.54ミリ)

   ・ ピントを合わせるとき、右手と左手は逆向きに回す
   『気孔』の観察
   ・ 手で葉を引き裂き、薄く透きとおった部分のプレパラートを作る
   ・ 『葉緑体』『気孔』を観察・スケッチする
   ・ 忘れた生徒の為に『ュウ』を用意した
   ・ その他に試料の作りやすい試料として
    ハルジオン、オニタビラコ、3色スミレなどあるが下の写真のよう
    に引き裂くことができれば、どんな植物でも『気孔』を観察できる

  (左:スミレの葉)

    ・ プレパラートの作り方については細かく注意しない
                        詳細は後日
    ・ 接眼レンズは低倍率の7倍を使用させる
     (対物レンズを上げた方が精度が出る)

   
  (上: テレビに写した顕微鏡画像)
      たくさんの気孔が映っている

     生徒の説明しながら観察手順を説明する
     「よい場所を見つけたら中央にしなさい」
     「そして、レボルバーを回して倍率を上げます」

  
  (上: 拡大された気孔)

    <気孔について>
    ・ 2つの孔辺細胞に挟まれた『穴』を気孔という
    ・ この穴から酸素、二酸化炭素、水蒸気が出入りする
    ・ 孔辺細胞にはたくさんの
葉緑体がある


   <<生徒の様子>>
    予想以上に簡単に観察でき、半数の生徒が自分で見つけること
    ができた

  (左:Aさんのノート)

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(C) 1999 Fukuchi Takahiro