このページは、1年理科『化学』1999/takaの授業記録 です

基本操作 マッチ・ガスバーナー

                  1999 06 23(水)

今日から化学だ!

マッチを1人5本ずつ配って、炎と戯れる。また『ガス』に親しむことを目的とした


 (左:マッチの炎)
  


  <<授業内容>>
  1 教科書の扉を見て、おおまかな学習内容を知る
   生徒に発問したところ、小学校で次の内容を学習していること
   が分かった
   ・ マッチで火をつける事ができる      (90%)
   ・ アルコールランプに火をつける事ができる (90%)
   ・ 実験『酸素中での燃焼』をした      (80%)
   ・ ガスバーナーにに火をつける事ができる  (80%)
   ・ 『ベッコウ飴』を作った生徒       (40%)
     『カルメ焼き』を作った生徒はいない
   ・ ガスバーナーの炎の大きさを調節できる  (40%)
   ・ 実験『液体窒素』を見た(科学館など)  (20%)
   ・ 実験『再結晶(食塩、ミョウバン)』をした(20%)
   ・ 実験『炎色反応』をした(大半がクラブ) (15%)
   ・ マッチの火を30秒以上持つ事ができる  (05%)

  2 ガスバーナーのつくり(演示実験)
   1) 都市ガスとガス漏れ
    ・ 元栓からガス漏れをさせる。そして、安全弁が働き、自動
     的に止まることを確かめる。
    ・ この時「臭い」という声が聞こえるが、中毒にはならない
     こと、むしろ、後から説明するマッチの炎の方が有毒である
     ことを知らせる

   2) ガスバーナーの分解
   ・ 全て分解する
   ・ 右手前写真のように
    燃やす
   (ちょっと危険!
   ・ ガス調節ネジをはめ
    て燃やす(面白い)
    生徒は『わー』と言う
   ・ 空気調節ネジをはめ
    て燃やす
 

   3) 不完全燃焼と完全燃焼
    ・ 不完全燃焼の炎で紙をあぶる(写真下右)
     → 黒くススがつく
    ・ 完全燃焼の炎で紙をあぶる (写真下左)
     → ススがつかない
    ・ 生徒が「本当だ」と言う
   


    (写真下:左(完全燃焼)にはススがつかない)
     

  3 生徒実験(その1)
   マッチを燃やす

   1) 代表生徒に、マッチの付け方を演示させる
     → 「正しい付け方ができる人?」と問い掛けると、「はい」
      「はい、はい、はい」と10人以上が手を挙げる。指名して
      演示させると見事につけた

   2) 教師が火をつけ、30
     秒以上持たせる方法を
     示す


  (右:ぎりぎりまで燃やす)
このためには、軸をねかしたり
立てたり、炎を良く見て世話を
しなければならない。燃え過ぎ
ても、消えても記録は作れない

   3) 班にマッチ箱1つ、マッチを班員数×5本配る
    → マッチはバラバラと置いてあるが、余分に持っていく生徒
     はいない


   4) 教室の時計で、何秒持つか計りプリントに記録する
           (すぐに消えてしまった場合は、0秒とする)

   5) 自己最高記録を黒板に書く
   (30秒以下の場合はやり直し。できるまで頑張る)
    → 1人ずつやる班が多いが、これは大変時間がかかる
  

                          (上:生徒の記録)

  4 生徒実験(その2)
   ガスバーナー
   1) マッチを1人に2本配る
   2) 1人で火をつけて消す(友達は手伝ってはいけない) 
   3) 2回目は小さな炎を作る
     ※ 作り方は、先の『ガスバーナーの使い方』で指導済み
    → ほとんどの生徒が、1人でできた


  <<授業を終えて>>
  時間にゆとりがあって、火と戯れるのは楽しい
  こうして時間やカリキュラムを気にせずに授業を進められたら何
  て幸せなんだろうと思う。
  もしそうなら、
  次時は『炎のスケッチ』『水の熱し方』その他、さまざまな基本
  ・操作を確実にできるように指導したい

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(テスト返却)


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(C) 1999 Fukuchi Takahiro