このページは、1年理科『化学』1999/takaの授業記録 です |
質量パーセント濃度
1999 09 14(火)
下のA、Bのうち5%の水溶液はどちらですか?
記号で答えなさい
これは小学校で学習済みの内容であるが、自信を持って解けた生徒
は各クラス数人、さらに、教科書を調べても半数以上が間違えた。
皆さんはできましたか?
できたら次へ
==教科書の公式==
質量パーセント濃度=溶質の質量÷(溶質+溶媒の質量)×100
=溶質の質量÷(全体の質量) ×100
┌──<ミスターtakaの公式>───────┐
│ (濃さ)=(しお)÷(全体)×100 │
└────────────────────┘
ということで上の問題の答えは『A』
(全体)=(しお+水)=(95+5)
(左:Aさんのノート)
<授業の流れ>
教師が用意したプリントに従って、次の5つの問題を解く
(下はそのうちの3つ)
<授業を終えて>
1 私の問題は、『全体』と『濃さ』から『しおの量』を求めることか
ら始まる。生徒にとっては、割算をするだけなので理解しやすい。し
かし、ここで忘れてはいけないことは(全体)=(塩)+(水)であり
1番初めの問題の場合は、
塩=5gを求めた後に、水=95gを確認する。
さらに、
次のビーカーでも塩=9g、水=91g
最後のビーカーでも塩=14g、水=186g
を確認したい
2 3番目の問題では『水』を加えた。当然、答えは初めの5%より小
さくなるはずであるが、生徒は平気で5%より大きな答えを出す。勿
論、正しい解き方を教えれば良いのだが、私はそれよりも「5%を薄
めれば、それより薄くなる」といったイメージを掴ませたい
3 ここには掲載していないが、最後の問題は
『塩』+『水』+『食塩水』→ 何%?
とした。はじめ生徒は解けないが、黒板で解説すると直に「なるほど」
となった
(下:Aさんのノート)
← 前 時
テスト返却 3次 時 →
溶解度を測る
[→home]
(C) 1999 Fukuchi Takahiro