このページは、1年理科『化学』1999/takaの授業記録 です

  溶解度 2 
            
 1999 09 21(火)
  ◎ はじめに
   今日は、前半10分で復習をして、後半に実験をするつもりが、
   前半の説明で
キンコンカンコン
   まいったなー


  <授業の流れ>
  1 飽和水溶液
についてまとめる
   物質が溶解度まで溶けている水溶液

  2 食塩の溶解度
   理科便覧から水100g(20度C)の溶解度を調べる
溶解度 3.58 7.16 14.32 35.8 71.6
10 20 50 100 200

            ※ 水100gに35.8gの食塩が溶ける

  3 一番濃い食塩水濃度を求める(20度C)
  
 <計算方法>
     水100gで食塩35.8gだから 
     濃度= 食塩 ÷(全体)
       = 35.8 ÷(100+35.8)
       = 26.4%
   

  4 3で求めた飽和水溶液濃度は、水の量に関係ないこと
   を理解する

          水の量に関係無く26.4%になる

  5 前時の測定結果から、各自の飽和水溶液濃度を求める
  

  
<求め方>
    濃度= (各自の測定結果)÷(水の量)+(各自の測定結果)
      = 26.4%になるはず!

  → 実際は、24〜26%の範囲におさまった
    予想以上に良い結果である

  6 この後、実験する予定であったが時間切れ。
   手順の説明にとどまった
  ===<予定していた実験>===
  ◎ 目 的
   ミョウバンを使って、温度によって溶解度が変化することを確かめる
  ◎ 方 法
   1) 教科書の溶解度曲線を見て、実験の目標値を知る
   2) 常温の水20g、または、50gにミョウバンを溶けるだけ溶
     かし溶解度を求める
     ※ 始めの水の量は、班で相談させる。ただし「ミョウバンの量
      は10g/人」であることを事前に知らせる
   3) 温度を約10度C上げ(湯煎)、溶解度を求める
   4) 3)の操作を繰り返す
   5) 測定結果をグラフにする
    ※ また、時間に余裕があれば、黒板に発表する
   6) 操作4)の後の水溶液を教室に持ち帰り、ミョウバンの再結晶
     するのを観察する(アルミホイルでカバーする)
     また、ビーカーは次の理科の時間に持ってくる


  <授業を終えて>
  ・ 各自の測定結果の『誤差』の原因につて考察させようと考えて
  いたが時間切れ。時間があれば、次のような意見が交換されたもの
  と思う
  1 水の量が少ない(メスシリンダーに残っていた)
  2 ミョウバンの量が少ない(十分に溶かすには時間が足らない) 
  3 同 上(こぼした)

  ・ いやいや、そんな事より生徒の理解レベルが、、、しかし、
   1時間かけて説明したので『濃度の求め方』については理解し
   てくれたかな? 小学校で済んでいるものを、何回やれば良い
   のやら、、、とほほ算数なのだ

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実験3溶解度を測る

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ミョウバンの溶解度



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(C) 1999 Fukuchi Takahiro