このページは、1年理科『化学』1999/takaの授業記録 です

  溶解度 4 (再結晶)
            
 1999 09 24(金)

   最初はグー
   ジャンケンポン!

   大きな硫酸銅の結晶(写真右)
   ができた班は真剣勝負で分け
   合った


  <本時のねらい>
  1 結晶につて理解する
  2 再結晶の量(g)を計算できるようにする
 

  <授業の流れ>
  1 硫酸銅とミョウバンの結晶を採取する

   前時の飽和水溶液にできた結晶を、薬さじですくい出す
   
   (上:真上から見た硫酸銅の飽和水溶液)

   <参考:大きく形の良い結晶の作り方>
   1 初めの水は30〜50ml
    多くても良いけど、硫酸銅がもったいない
   2 最後の一粒まで溶かす
    残っていると、それを核にして再結晶してしまう
   3 飽和水溶液は、あまり高温にしない(60度Cまで)
    高温でたくさん溶かすと、ビーカーの底一面に結晶し、
    それぞれが引っ付いてしまう。尚、できてしまった場
    合は、紙の上で軽く叩いてやる

   <下:A君のプリント>
   それぞれの形をスケッチした後、実物をセロテープで貼った
   

   
  2 溶解度についてまとめる

   1) 物質によって溶解度は違う
    理科便覧の表から、ミョウバンと硫酸銅のグラフを書く。
    時間のある生徒は、好きな物質を選んで書く。  
    
   
  (上:Bさんは『塩化ナトリウム』と『ホウ酸』を追加した)

  2) 上のグラフから、温度による溶解度の違いを考える
   
   (上:Cさんのノート)

   ・ 20度C、80度Cについて不等号を考える
   ・ 次に、自分の書いたグラフから等しくなる温度を求める
    Cさんは70度Cになったが、クラス全体では68〜73
    度Cになった。黒板は、平均をとって70度Cとした。
       
  3) 再結晶する量(ミョウバン)を計算する
   
   (上: 板 書)

   ・ 60度C→ 40度Cのとき、13.4g
   ・ 60度C→ 20度Cのとき、19.9g
   ・ 上記2問題は非常に簡単である。つまり、表(グラフ)
    からそれぞれの値を読み取り、差を求めれば良い
   ・ それから、おまけの復習問題『濃度』をやったが、
    こちらの方ができない。ここまでくれば私の責任では無い

   


  <<授業を終えて>>
  溶解度の授業を4時間もやってしまった。5時間やったクラス
  もある。そこで生徒は何を学んだか?と自問するわけだが、そ
  の答えは次の中間テストで考察しよう。それにしても、こんな
  にかかるとは、、、次から『かっ飛び授業』です。

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ミョウバンの溶解度

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実験4いろいろな気体

  ◎ 参考資料
   ミョウバンの結晶作りについては、以下のページがお勧めです
   生徒ひとりひとりが、巨大な結晶をつくる実践です
                    (神奈川県 斎藤 篤先生)
   http://www2.airnet.ne.jp/saitou/kesshou/myou-010.html


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(C) 1999 Fukuchi Takahiro