このページは、1年理科『化学』1999/takaの授業記録 です

  状態変化
            
 1999 10 08(金)

  

  本日は、机上学習である
  
  学習指導要領には無いが
  分子レベルで『状態』を
  イメージさせたい

  ゆっくりやればチョーク
  1本で十分である

  (右:Aさんのプリント)


 
  <授業の流れ>
  1 状態変化についてプリントにまとめる
  

  (上:Bさんのプリント)

  2 気化、液化、融解、凝固、昇華についてまとめる
   上記の順に説明すると、理解しやすい。理由は教えてみれば
   分かる。

  3 固体、気体、液体についてモデルで表わす
   1) まず、固体
     8個の粒を『サイコロ』のように並べて書かせる。できな
     生徒も多いので丁寧に説明する。そして、次の空所を考え
     させる
       1つ1つが規則正しく並んで(   )を作る
       ※答えは(結晶

   2) 次は、気体
     液体のモデルは難しいが、気体は「ばらばらに書け!」と
     指示するだけなので簡単である。数は勿論8個である。そ
     して、次のようにまとめる
       1つ1つが自由に動き回る

   3) 最後に、液体
     液体はどうなるか、と発問する。皆さんはどう書きますか
           (下の例を参考にして、考えてからクリックして下さい)
     
    (上:Bさんのプリント『固体(左)』『気体(右)』)
   
   


  <授業後メモ>
  
教科書には、アセトンやエタノールを『液体→気体』にする実験
  が載っているが生徒達は反応しない。やろうか?と問いかけても、
  反応が鈍い。説明で十分だと言う。

  代わりに実験『食塩の融解』を希望する。私も初めてだったが挑
  戦した。結果は見事に失敗だったが、800.5度Cの高温火傷もな
  く、良かった。(これを経験したのは1クラスだけ)おそらく、
  マッフルなどの器具を使えば可能だろうが、今回はこれで十分。

  また、実験『水→水蒸気』も生徒達に遠慮されてしまった。全く、
  実験に対して肥えている。これは、積極的に解釈すれば『実験を
  イメージする力』が育ってきたと言えよう。そして、これまで無
  事故(薬品、高温、ガラス、爆発)であることも、彼等のイメー
  ジ高さを証明しているだろうし、私にとっても1番嬉しい成長で
  ある。

  次時は、液体窒素を用いて様々な変化を調べたい。非日常的な温
  度による状態変化は、生徒の新しい興味感心を引き出すに違いな
  い。尚、準備の都合上、これは中間テスト明けに行う。

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(C) 1999 Fukuchi Takahiro