このページは、1年理科『化学』1999/takaの授業記録 です

  いろいろな蒸留
            
 1999 11 04(木)

 小瓶を片手に「先生飲む?」中身はウイスキーである。

 最近の生徒は気が効くもので、その他に沖縄の『あわもり』など、世界の名酒で楽しい実験が繰り広げられた。

 ※ 職員室で社会の先生が「ロシアの人々は寒くてお酒を飲むことがあるんだよと説明したら、みんな机の中から出したのでビックリした」と話をするけど、そんな話は職員室でしないで 、、、


<はじめに>
 前時に学習した「蒸留」の復習、および、応用実験です。安全に楽しくエタノールを分離することができれば、とりあえずオッケーです。できれば、純粋な水も分離させたいですが、実際は砂糖や香料が溶け込んでしまっていることが多いようです。ポイントは状態変化『液体→ 気体→ (再び)液体』です。外さないように実験を楽しんで下さい。

<生徒が持参した試料>
・ お菓子作りに使うブランディー各種
・ ウィスキー各種
・ 赤ワイン各種
・ 日本酒各種
・ 缶ビール各種
・ 料理用みりん各種

<授業の流れ>
1 理科室に来た生徒から準備を始める
・ 前回と同じなので大きな問題はないでしょう
・ ただし、ガスバーナーの火はつけない

2 チャイムと同時に準備を中断し、先生の注意を聞く

・ 突沸、火傷に注意する
・ できるだけ少ない量ずつに分ける


3 生徒実験開始

・ 何種類も持ってきた班は、手分けして行う
・ 同じ「みりん」でも、メーカーによって成分が異なる
・ 試験管の最後に残った物質を最後まで加熱しきっても構わない
 → その場合、有機物なので「炭」が残る

4 結果発表
・ 黒板に発表する
・ メーカーによる違いを指摘させても面白い
・ 定量的に、お酒のアルコール度数を測定させるのも良い


<授業を終えて>
 
後片付けの時には、あまった試料を飲んでも構いませんが、未成年の飲酒は法律で禁止されているの御注意下さい。

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