このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 1年(1999年度)です

  月の満ち欠け
                   1999 11 19(金)

 皆さん、満ち欠けの
 原因は何ですか?

 これは、とても難しい
 問題なので、生徒と一
 緒に考えましょう


(右:Aさんの学習
プリント)


  <<授業の流れ>>
  1 プリントに『太陽』『地球人』を描かせる
   → 地球人は各自の氏名とする

  2 地球の周りを回っているものは何ですか?
   → 『』を描かせる

  3 『月』は、どちらの方向に回っていますか?
   ア 時計回り
   イ 時計の反対回り
   → 太陽系の天体の『自転』『公転』はすべて同じ
   → 矢印『時計の反対回り』を描かせる

  4 矢印の後に『月』を描かせる

  5 順に、反対側まで描いたら発問する。
   「満月は次のA、Bどちら?」
    『太陽→ 地球→ 月』の順に並んだとき
    『太陽』と『地球』の間のとき
    
   → 『』の位置に満月と書かせる

  6 5の理由を話し合わせる
   → どのクラスでも、生徒数人が素早く挙手。主な答えは
    ・ 太陽の光が反射しているから
    ・ 月が全部見えるから

  7 満月の反対の位置にある『B』の名称は?
   →『新月

  8 新月の次(時計の反対回り)の名称は?
   → ヒントとして「3日目の月だから、、、」と発問する
   → 『三日月

  9 三日月の次は?
   → ほとんどの場合『半月』と答えるが、教科書や理科便覧で
    さらに調べさせる
   → 答えは『上弦の月』 

  10 上弦の月の下の『半月』は?
   → 『下弦の月

  
  (上:Bさんのプリント)
     ここで『月齢』について説明する
     ただし、教科書に準じ29.5日で新月に戻る

  12 次に、別のプリントに上記1〜11の復習をさせる
  
   (上: Cさんのプリント)
      内側が、これまでの復習
      外側は、これから皆さんと勉強しましょう!!

  13 宇宙から見た場合(内側)は全て同じように見えるが、
     地球から見た場合(外側)はどのように見えるか考え
     させる
   → 次の順序で描かせるとよい
    1) 満月
    2) 新月
    3) 三日月
     さて、ここで問題です。下図のように『太陽』『月』『地球』
     が並んでいるとき、月は地球からはどのように見えますか?
    
     次のA、Bから選びなさい。
     
     答えは『

     4) ここからは時計の反対回りで
      上弦の月→ **→ 満月→ **→ 下弦の月→ **→
      新月
      となる
     ※ ただし、上弦と下弦で反射している部分が逆になるが、
      ごく簡単な説明にとどめる
      ・ 同じではない
      ・ 地球人が逆さになったと考える


  次時に向けて
  難解なので、大半の生徒が分からないまま授業を終えるので
  は、、、と消極的に考えていたが、終了時ほぼ全員がまんぞ
  く顔をしいた。

  そして、新聞の『今日の月』を切り張りするよう指示した。
  何人の生徒がやってくるか楽しみである。

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