このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 1年(1999年度)です

  星の日周運動
                   1999 12 08(水)

  
  今日まで『天動説』で授業
  を進めてきたが、『地動説』
  を今日やるべきか、次時に
  すべきか、それが問題だ。

   (右:A君の学習プリント)
      星の日周運動
      『天動説』による


  <授業の流れ>
  1 星は一日でどれくらい動きますか?
   ア ちょこっと
   イ 1周(太陽と同じように)
   ウ 15度
    → 生徒の解答は様々に分かれるが、正解は『

    → 星は、1時間で15度動く
    → 北極星を中心にして時計の反対に回る
    → その理由は後から触れる

  2 黒板を見て、星の日周運動を描きなさい
   (1) 北極星を描く
      ・ プリントに小さな点を印刷しておく
   (2) 真東から昇る星を描く
      ・ プリントに小さな点(北極星から90度の位置)を印刷
       しておく
      ・ 机間巡視で確認する

   (3) 月、太陽と同じ動きであることを確認する
   
                (上:B君の学習プリント)

  3 上記(3)の理由は?
    → 5、6人の生徒が素早く手を挙げた
     『地球が自転しているからです(地動説)
    ※ 授業の始め「地動説を説明しようか?」と迷っていたけど、
     あっさりやってしまった。生徒の声「どうして?」を無視する
     ことが出来なかったし、結果としても理解度が高く私の杞憂だ
     った

  4 教科書を見て、星の日周運動を描く
  

→ 生徒は、前時『太陽の南中
 高度』で同様の図を描いてお
 り、比較的簡単にできる

→ 手順として(真東→真西)
 の後、左→右→北極星の順に
 描くとよい

→ 北極星も日周運動している
 ことに触れる

(左:A君の学習プリント)

  5 教科書を見て、東西南北それぞれの方向の動きを描く
  (左:Cさんのプリント)
  → 教科書に、それぞれの方向の写真が載っているので参照させる

  → できない生徒には『北の北極星』から描くよう指導
  → 出来る生徒には「北斗七星」「カシオペア座」「オリオン座」を
   描かせる
                           (下:Cさんのプリント)


(北の空:北極星を中心にして、時計の逆回り)


(東の空から昇り)


(西の空に沈む)


(南の空:東→西に動くが、『東西』の方位に注意する)

  6 教科書を読む
   ・ 天球について
   ・ 『天動説』と『地動説』について
   ・ 星までの距離について
   ・ 『光年』について


  授業を終えて
  『地動説』まで、理解できるかと心配していたのが嘘のよう。
  しかし、教師の心配は続くので、次時はプリントを使って問題
  練習の時間とする
  

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