このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 1年(1999年度)です

  実習1 太陽が天球上を動く
                   1999 12 14(火)

  
 太陽が天球上を動く。
 結構難しい問題だと
 思います。

 (右:A君の学習プ
  リントから。1月
  〜2月の太陽)


  <授業の流れ>
  1 季節によって、見える星座は変わる
   ・ 冬、南の空に『オリオン座』が見える
    → 「教科書の写真の『ベテルギウス』を赤く塗りなさい」
     の指示で、大半の生徒が色を塗ることができた。小学校
     までによく学習している。そして、大犬座のプロキオン
     は、全天で一番明るい恒星であること、冬の大三角形
     を説明した

   ・ 夏、南の空に『サソリ座』が見える
    → 「教科書の写真の『アンタレス』を赤く塗りなさい」 

  2 『夏』『冬』に見える範囲
   ・ 『夏』に見える範囲を星座早見で調べる
    → 「星座早見の『アンタレス』を赤く塗りなさい」
     そして、夏に見える範囲を知らせた

   ・ 『冬』に見える範囲
    → 「星座早見の『ベテルギウス』を赤く塗りなさい」
     そして、冬に見える範囲を知らせた

   
  3 実習1『太陽が天球上を動く』
   1) 『日没直後、西の空の星座(1〜2月)』を暗記する
    → 教科書の図をコピーしておくと良い
    → 星座は次の6個
     ・ はくちょう座  ・ こと座  ・ わし座
     ・ やぎ座  ・ みずがめ座  ・ ペガスス座

    
                  (上:Bさんの学習プリント)

   2) トレーシングペーパーに『日没直後、西の空の星座(1
     〜2月)』を写す
    → 次の手順で作業させるとよい
     ・ 水平線を定規で書く
     ・ 『真西』を書く
     ・ 星を写す(水性ボールペンが良い)
     ・ 定規で「星座の形」に線を引く(この時、実際の星
      空で星座を見つけることの難しさを議事体験できる)

    → 作業には15分程度かかる。早くできた生徒には、地
     上の風景も描くように指示。


   3) それに『1月1日の太陽』を赤で書き込む。同様にして
     『1月15日』『2月1日』も書く。
    → 教科書から『上記3日間の太陽』を写す。トレーシン
     グペーパーなので容易
    → 生徒には「星座を合わせる」よう指示する

  4 実習から分かったこと
   「分かったことは何ですか?」と発問する。生徒の答えから
   次のように(一例です)まとめる
    ・ 太陽は星座(天球)の中を動く
    ・ 星座が落ちていく

    ・ 1年で、元の位置に戻る
   下は、教師から知らせる項目
    ・ 太陽の通り道を『黄道』という
    ・ 黄道には12個の星座がある
    ・ 全天には88個の星座がある

 


  授業を終えて
  始めにトレーシングペーパーによる実習を行ったクラスもあっ
  たが、これは授業展開に無理があった(失敗)。
  

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