このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 1年(1999年度)です |
惑星の動き
2000 01 19(水)天文年間2000年版の水星と金星の動きをコピーして、授業に利用した。
右:本日、
2000年1月19日(水)の金星の位置
(A君の学習プリントから)
◎ 授業の流れ
1 教科書を見て、『デネブ』と『金星』の動きを学習プリントに記入する
・ 教科書の背景をコピーしておく
・ はじめにデネブを記入させ、「1日につき1°移動し、1年後元の位置に戻る」ことに気付かせる
・ このような星を『恒星』と言うことを知らせる
・ 次に金星を記入させ、「恒星(星座)の間を惑うように動く」ことに気付かせる
・ このような星を『惑星』と言うことを知らせる
(上:Bさんの学習プリント)
金星については別名『宵の明星』『ビーナス』『1番星』『明けの明星』などがある2 今年の水星の動きを天文年間から調べる
・ 下図のように板書しながら、惑うように動くことを説明する
・ デネブと金星、どちらの動きに似ているか考えさせる
→ デネブと同じように、戸惑うように動くことに着目させる(惑星)
上図の解説: 東西南北の中心は太陽。その周りを水星が公転(4回転/年)している。2000年の元日は太陽の南西で『今日の水星』の位置は上図に示した通りである。また、3月1日、4月1日は『大きく』かつ『三日月』のように見える。3 今年の金星の動きを天文年間から調べる
・ 学習プリントに『今年の動き』と『今日の位置』を記入させる4 恒星と惑星を比較し、まとめる
・ 「一定の動きをするのはどちらか?」発問する
・ 「自ら輝いているのはどちらか?」発問する
・ それぞれの例を書かせる。確認させたいものは『太陽』
(上:C君の学習プリント)5 教科書を読む
・ 火星の写真を見て、気づいたことを発表させる
→ (星座の位置と比較して)移動した
→ 1ケ月で大きくなった
◎ 授業を終えて
本時は、デネブと金星の動きを比較させることで『惑星』の動きを発見させようとしているが、実際問題としては難しい。理由は、基準としての天球、あるいは、星座(恒星の集まり)を認識させるために、デネブ1つだけしか扱わないことにある。かと言って、たくさんの星を書かせれば混乱を招くだけなので、結論として、本時の実習は不適切であると判断せざるを得ない。もし、生徒の理解ができた実践があればお知らせ下さい。
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金星の見え方