このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 1年(1999年度)です

  火星の見え方
                   2000 01 24(月)

  
 前時『金星の見え方』と同じ考え方なので
理解度が高く、生徒は楽しんでいたようだ。

 (右:Aさんの学習プリント)  

火星を地球から見ると、大きさが変化するだ
けでなく、月のように満ち欠けする。

金星との違いは次の2点。
 ・それらの変化が小さい
 ・真夜中でも見える

◎ 授業の流れ
1 学習プリントに『太陽』『火星』『地球』の位置関係を確かめながら、次の2つの視点から見た場合の金星を図示する
 ・ 宇宙から見た場合
 ・ 地球から見た場合
<指導手順>
1 太陽の位置を書く
2 地球と火星の位置関係を確認する
3 火星の公転方向を確認する
4 宇宙から見た場合、
太陽の光で反射している
  部分(火星)を図示させる

5 太陽・地球・火星の順に並んでいるとき、 地球
  から火星がどのように見えるか図示させる
(右図)

(上:A君の学習プリントから)
 一番下の四角の中の赤い丸は
「地球から見た火星」で、満月
のように大きく丸く見える
   

6 火星・太陽・地球の順に並んでいるとき、地球
  から火星がどのよう 見えるか図示させる
(右図)
 → 1/4の生徒が「新月のように見えない」と間違
  える。その理由は「前者の逆だから」。

7 同様に、残りの3ヶ所につていて考え、図示さ
  せる

 → 金星のように「三日月」にならない。教科書
  の写真を参考にして説明する


(上:A君の学習プリントから)
四角の中の赤い丸は『地球から
見た火星』で満月のように大き
く丸いが、小さく見える
   
8 宇宙から見たときの『地球の朝昼夕夜』を確認する
 →これは、前回学習済みであるが再確認した。
   生徒の理解度は40%→85%であろう
   (左:B君の学習プリント)


2 教科書を読んで本時の復習をする
 内惑星と外惑星についてまとめる

3 恒星、惑星、衛星につてまとめる(5分)
 これは次時の予定だったが、授業が早く進んだので行った。そして、次回は太陽系の天体に付いて表や図を使ってまとめる事を予告した。

  (上:C君のプリント(左)とDさんのプリント(右))
     火星には2個の衛星があり、公転周期は約2年。

 


◎ 授業を終えて
 予想以上にスムーズに進んだし、定着度も高いと思う。天文分野最後の時間に、テスト問題をやって確かめたいし、今回確認するはずだった『前時の問題点』も未解決のままなので、楽しみな宿題として取っておこう。

← 前 時
金星の見え方

 次 時 →
太陽系の天体
↑ TOP


→home本ページに関するお問い合わせは、taka1997@ons.ne.jpまで
Copyright(c) 2000-2005 Fukuchi Takahiro, All rights reserved.