このページは、中1物理1999/takaの授業記録 です

フックの法則(ゴム)
                   2000 2 16(木)

 前時は実験用のつるまきバネを使ったけれど、本時は輪ゴムでフックの法則を確かめまます。

 はじめは失敗の連続ですが、しだいに生徒も先生も正確なデータを得られるようになります。また、グラフの傾きを利用して、質量の分からない物体の重さを求めることもできます。

(左:実験の様子)
このように分銅を吊らないと、輪
ゴムが伸びて実験台についてしまう。



◎ 授業の流れ

1 生徒実験
 前時と同じ要領なので、いきなり実験を始めます。

ポイント
・ 輪ゴムは、普通のものを4つ繋げる
・ 正確に繋がないと誤差が出る
・ 結び目を強く引っぱり、分銅を増やした時に伸びないようにする
・ はじめに100gの分銅(結構重い)で掛けて、ある程度輪ゴムを伸ばしておく

(右2枚:実験の様子)

◎ 早くできた班は、輪ゴムの数を変えたり、他のゴムで実験させました。

(右:髪を縛るゴムで測定)
下のグラフがこの実験結果です


(上:A班の実験結果)
この班は、輪ゴム5個と『髪ゴム』1個で測定した。伸び率に大きな差が出ている。


授業を終えて
 本当は、もっと色々なもので実験させたくて「定規など弾性があり、フックの法則を確かめれそうなものを持参せよ。」と指示したけど現実は違った。

 なるほど、定規を持参した班はあったけど、それを使って実験しようとは思わないらしい。その原因の1つに「班員構成のマンネリ」が挙げられる。つまり、2学期からほとんどメンバーが固定されているので、詰まらない遊びになってしまうのだ。

 そこで、ほとんどのクラスで「次回から指定席」で行うことにした。尚、この実験も「指定席」で行ったクラスもあったが、結果は上々である。「うるさい」と怒ったり、「4月レベルに戻った」と戒めたりするのも授業のうち。

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(C) 2000-2005 Fukuchi Takahiro