このページは、中1物理1999/takaの授業記録 です

水 圧 その2
                   2000 3 6(月)
 今日は次の問題1つだけにした

◎ その問題
 右図のように、底面がはずれるようになっている円筒を沈めた(深さ4cm、3cm、2cm)。その上に、分銅(25g)を乗せたところ、深さ2cmで落ちてしまった。この理由を説明せよ。

 個人的には、このような問題はやりたくないけど教科書で大きく扱っているし、入試にも出題されそうなのでやるしかない。しかも、1時間必要なので苦しい。私のミスもある。予算をつけて実験装置買っておけば『生徒実験』から結論を導くことができるからである(その場合は、もっと時間がかかるだろう)

 この問題は、その意味が掴みにくい。だから、学習プリントには水槽だけを印刷しておき、生徒に円筒や分銅を書かせることで、内容を把握させることができる。もし、生徒の理解度が低い場合、右図のように深さ1cmで、分銅を乗せない場合を書かせることも有効です。

◎ その説明手順
1 下図のように断面積の違う3つの円筒を書かせる(1、5、10cm2
2 それぞれの『水圧』と『水の押す力』を考えさせる。深さは3cm。


1cm2の場合
水 圧: 3g重/cm2
水の力: 3g重

5cm2の場合
水 圧:  3g重/cm2
水の力: 15g重

10cm2の場合
水 圧:  3g重/cm2
水の力: 30g重

◎ まとめ
 ということで、初めの問題は『断面積10cm2』の場合です
 → するどい生徒がいるクラスでは『断面積9cm2』などでも成り立つ

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この後、類似問題の練習プリントを配付して自習とした


授業を終えて
 実験やりたかったなー、と思うけど、そうすると説明にもっと時間がかかるから今回は良かったかも知れない。

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(C) 2000 Fukuchi Takahiro