このページは中学校2年理科『生物』/takaの授業記録2000です

草食動物と肉食動物
                   2000 6 15(金)快晴
 正直な話、簡単すぎて「やる気」が出ない。以前、ヒトの歯を詳しく観察して盛り上がった経験があるが、その1時間をとる余裕もない。しかたないので、教科書の内容だけをさらさらーっ、とやる。 図1 Aさんのプリント


授業の流れ
1 チーターとシマウマの歯

(1) あらかじめプリントに輪郭だけ印刷しておく(図2)


図2 学習プリントに印刷しておいた肉食動物と草食動物の頭部輪郭

(2) 生徒は教科書の図を見ながら、歯(頭蓋骨)をスケッチする
(3) 確認するポイントは次の通り
 ・ 肉食動物は、犬歯が発達している
 ・ 草食動物は、臼歯が発達している
 ・ 門歯については、生徒の状況に合わせて説明する
 ・ ヒトの歯についても、生徒の状況に合わせて説明

2 肉食動物と草食動物の目の位置
(1) 教科書の写真をスケッチさせる
(2) 確認するポイントは次の通り
 ・ 肉食動物は、両目で距離を測定する
 ・ 草食動物は、片目ずつで広い範囲を見る
 
(上: Aさんの学習プリント)

3 それぞれの耳のつくり
 これはオプションメニュー
・ 肉食動物は、耳の他に嗅覚(ひげ)が発達している。
・ 草食動物は、自在に耳を動かすことができる。「耳を動かせる人?」と発問すると盛り上がる
・ 鬚は、風を探知する器官である

4 脚のつくり
・ 肉食動物は、襲うための『爪』が発達している。         
・ 草食動物は、走るための『蹄』が発達している。
 
   (上: Aさんの学習プリント)

5 本時のまとめ・感想
 図5に示したヒトの犬歯(八重歯)の位置は間違っていない。

図5 ヒトの犬歯(八重歯)を書いたCさんの学習プリント

付録:ヒトの歯
・ 成人の歯は、8本×4=32本
・ 8本の内訳は、第1、第2切歯・犬歯・第1、第2小臼歯・第1、第2、第3大臼歯
・ 第3大臼歯は『親知らず』と呼ばれ、生えてこない人もいる
・ この8つの名称は、上下左右とも同じ
・ 乳歯の数は、5本×4=20本
・ 乳歯には、3本の大臼歯にあたる歯がない
・ 歯は、『エナメル質』『象牙質』『歯髄(神経と血管)』の3層構造

◎ Cさんの学習プリント


授業を終えて
 こんなもんでしょう。実際の授業では、次時の観察『イカの消化器官』の準備を行なった。解剖手順の説明、および、内臓のスケッチをした。詳細は、次時の記録をごらんください。

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(C) 2000 Fukuchi Takahiro