このページは中学校2年理科『生物』/takaの授業記録2000です

有機物はどうなるか
                 2000 7 7(金)

このページは学習内容と指導順序の記録だけです。

次の順に指導すると良いでしょう。

1 3大栄養素
 3大栄養素については学習済みです。図1のようにあらかじめ印刷された学習プリントに記入させます。

A 炭水化物
B タンパク質
C 脂 肪

2 1が分解するとどうなるか
 1のそれぞれが分解され、体内に吸収される形になった物質名についても学習済みです。図1では、一気に分解されるのではなく、段階をへてじょじょに分解されることを示しています。

A ブドウ糖
B アミノ酸
C グリセリン+脂肪酸


図1 3大栄養素のゆくえ

3 消化器官(腺)
 図2のように、消化器官(腺)についてまとめます。学習プリントにはあらかじめ消化器官を印刷しておくと良いでしょう。

(1) だ液腺
(2) 胃
(3) 肝 臓
(4) 胆のう
(5) すい臓
(6) 小 腸
(7) 大 腸

4 3から出る消化液(酵素)
 次に、3から出る消化液を記入させます。図2では、消化液を四角で囲って記入しています。

(1) だ 液
(2) 胃 液
(3) 肝 臓(胆汁をつくる)
(4) 胆のう(胆汁をためる)
(5) すい臓(すい液)
(6) 小腸からでる消化液(小 腸)
(7) な し


図2 ヒトの消化器官

5 4の消化酵素がどの消化器官で働くか
 だ液と胃液は簡単ですが、その他のものはちょっとだけ複雑です。まず、胆汁についてしっかり復習しましょう。

 胆汁を出すのは胆のうという袋ですが、この袋は、肝臓でつくられた胆汁をためておくはたらきをしています。胆汁は脂肪を分解するはたらきを助けます。胆汁だけでは何もできないので、図3では破線になっています。


図3 ヒトの消化器官

6 柔毛での吸収を復習
 
図4のように、復習します。まず、小腸の一部を拡大して無数の柔毛があることを確認します。次に、柔毛内の毛細血管とリンパ管を確認します。最後に、ブドウ糖、アミノ酸、グリセリンと脂肪酸がどこに吸収されるか確認します。


図4 柔毛内の毛細血管とリンパ管に吸収される物質


◎ Aさんの学習プリント

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(C) 2000 Fukuchi Takahiro