このページは中学校2年理科『化学』/takaの授業記録2000です

  実験5 酸化銅の還元
              
 2000 04 27(木)

  炭を使って、酸化銅から
  銅を取り出す実験である

 (写真右:アルミニウムの
   左端の
銅色部分が銅)


 <<授業内容>>
 1 実験装置についてまとめる

   

     (上:Aさんの学習プリント)

  1 酸化銅、石灰水を記入する

  2 石灰水についてまとめる
   ・ 石灰水は何を溶かしたものですか?(1年で学習済)
    → なのに、正解者は数人もいない
    → とほほ
    → 答えは『水酸化カルシウム』
   ・ これは何を調べるものですか?
    → ほどんど全員が正解
    → 二酸化炭素
    → 実際の指導では「なぜ、石灰水を使うのか?」と発問しなくても
     「このようにして調べる溶液には何がありますか?」と発問すれば
     『石灰水』と『二酸化炭素』の両方を答える

  3 試験管の口を下にする理由を考える
   ・ ヒントは「上向きにすると割れます」
    → 正解者は数名・・・水が発生するから

 2 化学反応式
  まず、前時の「酸化銀」と比較させるためフェイントをかけた。
  下記のように「変化なし」をまとめる。
  

  次に、教科書で酸化銅を還元する方法を調べさせる
   酸化銅+ 炭→ 銅+ 二酸化炭素+ 水
   ※ 二酸化炭素については、酸素と炭の化合物なので理解できる
   ※ が、水については深く触れないようにする

  
 3 生徒実験
  
  (上: 酸化銅と炭を加熱する)

   <実験のポイント>
   ・ ガスバーナーは強火。かつ、空気をたくさん使い青い炎にする
   ・ 水が発生している

  
  (上: 石灰水で二酸化炭素を調べる)

   ・ 還元している場合のみ、気体が発生して白く濁る。バーナーの温
    度が低かったりすると、二酸化炭素が発生しない。

  
  (上: 割られた試験管)

   ・ 試験管を紙に包み、金づちで割らせた。
   ・ この場合、かえって慎重になるので怪我をすることは稀である。

  
  (上: プリントに添付された『酸化銅』→『』)
   ・ アルミハクの皿を使った班は、それを添付した
   


  授業を終えて

  最後に試験管を割って『
  を取り出すので、結構盛り上
  がる。

  しかし「何を実験しているの
  か分からない」の声もある。

  (左: 薬さじに乗せて実験
     する)

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