このページは中学校2年理科『化学』/takaの授業記録2000です

  実験6 炭水化物の燃焼
              
 2000 05 01(月)

  「炭水化物を持って来なさい」
  指示したところ、次のような物が
  集まった。
  ・ 米
  ・ ごはん(炊いたもの)
  ・ 麦
  ・ パン
  ・ じゃがいも
  ・ うどん
  ・ スパゲティー
  ・ ヨモギの葉

 (写真右:ジャガイモ(上)とパン(下)
      を熱する)


 <<授業内容>>
 1 教科書を読み、炭水化物の燃焼についてまとめる
  1 炭水化物を熱すると二酸化炭素が発生する(小学校で学習済み)

  2 また、水が発生する(ここから中学校)
   炭水化物の例として、天然ガスの燃焼を演示する
   
   (上:Aさんの学習プリント)
   ガスバーナーの上にビーカーをかざすと、内側が湿る
   天然ガス(炭水化物)が燃焼すると、二酸化炭素と水が発生
   (→ 教科書に図がある)
   (→ 演示すると、結構驚いている)

   (→ また、空気調節ねじを閉めて赤い炎にしてあぶるとススで
     黒くなる。これを、さらに、空気をいっぱい入れた青い炎
     ぶあるとススが飛ぶ。これを見せても驚く。)
    

  3 化学反応式で表わす
   炭水化物+ 酸素→ 二酸化炭素+ 水
  
 2 生徒実験
  各班毎に、いろいろな炭水化物を燃やし始めた。
  学校では「砂糖」と「エタノール」を準備した。
  ※ エタノールの燃焼は危険なので、以下の点を注意する
   ・ 薬さじ1杯以上は入れない
   ・ こぼさない。自分の手にもこぼさない

 (上: ジャガイモ(上)、パン(下))
 (中: ソウメン(左)、スパゲティ−(右))
 (下: レタス。これは炭水化物でないような...)

 ◎ 実験のまとめ

 (上2枚: 生徒の学習プリントから)
      実物を添付するのは良いけど、カビが生えたりしないか心配になる。
      また、燃やしたあとはすべて『炭』になった。

  


  授業を終えて
   純粋な炭水化物なら、燃焼後何も残らない。つまり、二酸化炭素と
  水蒸気になって空気中に拡散する。しかし、本時のように、自宅から
  持参した『炭水化物』では、炭(炭素)が残る。それでも、酸素をい
  っぱい含んだ青い炎で燃やした場合、明らかに残る量が少ない。これ
  は「酸素と化合して二酸化炭素になるからだ」と説明したが、真実は
  分からない。知っている人、教えて下さい。

   また、不完全燃焼(酸素が不足)の場合、二酸化炭素ではなく一酸
  化炭素や炭素(炭)になることは理解できていた。
  

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