このページは中学校2年理科『化学』/takaの授業記録2000です

  化学反応式2
           
 2000 06 12(月)
  泣いても笑っても今日で最後。
  これで化学反応式からしばしお別れ。
  次回は3年『イオン』で再会なのである。
  
             (上:A君の学習プリント)


  <授業の流れ>
 1 水素の爆発の復習
  みなさんもどうぞ!  
  次の化学反応式を完成させないさい。
        + O  → 
 (水素) (  )  (  )


   答: 2H + O  → 2H
      (水素) (酸素)  ( 水 )

 2 酸化銀の分解(還元)
  1) 日本語で式を完成させる
   酸化銀→ 銀+ 酸素

  2) 化学式で表わす
   ・ 酸素はですか?それともですか?
   ・ 銀は金属なので、Agです
   ・ 酸化銀はAgですが、これにつては覚えるより他に
    方法はない!!
   AgO→ Ag+ O
 
  3) 酸化銀のモデルを知らせる
   ・ ピカピカの銀2個に酸素が1個結合すると、真っ黒になる
   ・ 「『実験3酸化銀』の時、セロテープで貼ったでしょ!」と
    問い掛けると、実感がわく
     

  4) 銀と酸素のモデルと書かせる
   ・ これについては問題ない
   
  5) 反応前と後の『原子の数』をあわせる
   ・ 酸素原子の数をあわせるためにはどうしたらよいか?
    → 前後とも2個にする
    → 酸化銀を2個にする
    → だから、Agとなる

   ・ 銀原子の数を合わせる
    → 反応前の数は4個
    → したがって反応後も4個にする
    → だから、Agとなる

  6) 以上をまとめると
 
    AgO    →   Ag + O

 3 金属の酸化
  銅とマグネシウムの2つしかやらない。だって、教科書がそれしか
  扱っていないし、授業時間も限られているから。また、酸化銀をク
  リアーした生徒にとって、次の反応式は簡単であると言える。
  ・ 銅     +(    )→ (    )
    マグネシウム+(    )→ (    )

  ・ 酸化銅はCuO、酸化マグネシウムはMgOであることを知らせる。

  ・ 以上2点から、係数を考えさせる。
   (答えは教科書に書いてあるけど、、、)
  


  <授業を終えて>
  酸化銀の係数については、非常にスムーズに理解していった。
 やはり、実際の実験を思い出させることは非常に有効であり、また、
 水の電気分解の<水素:酸素2:1>も効いている。

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