このページは、中2地学/takaの授業記録2001 です

  観測1 身近な気象
                   2001 2 1(木)
  (左:オーガスト乾湿計)


授業の流れ
 「理科室の温度はいくらだと思う?」

 さまざまな答えが返ってきたあと、実際の温度計を代表生徒に読ませる。
 「16度C。」

 そのあと、湿度は空気の湿り具合であることをさらさら〜ぁっと説明してオーガスト乾湿計の使い方を説明する。
※ 湿度については、後日詳しく学習するので、ここでは、
 ・ お肌のうるおい状態
 ・ 髪の静電気発生状態
 に関係してるんだよ、など日常的、感覚的におさえるだけよい。

◎ 湿度の測り方(オーガスト乾湿計)
1 乾球の値(気温)を読む
2 湿球の値を読む
3 その差を求める
4 教科書p.29の表から、湿度を求める。

(上:Aさんの学習プリントから)

さて、ここからが本番です。皆さんにも質問です。
「湿球の温度が低いのはなぜですか?」

<おもな生徒の答>
「水だから」
「水は冷たいから」
「お湯じゃないから」
「熱を奪うから」

 ここまで答えが出てきたところで、水とエタノールの気化熱について説明をした。
  
(上:Bさんの学習プリントから)

2 風向と風速
A 16方位(風向)
 風の方向を16に分けて説明した。しかし、中学2年生とて、あなどっていはいけない。東西南北の4つすら危ない生徒も数人いるので、順序良く確認する必要がある。

方角を確認する手順
1) まず、北を確認する
2) 北の反対が南(北→ 南
3) 大陽が昇ってくるのは東
4) 大陽が沈むのは西(東→ 西
5) 北と東の間は、北東
6) 南と東の間は、南東
7) 北と北東の間は、北北東
8) 東と北東の間は、東北東
9) その後、英語バージョンもやる。

 
 (上2枚:生徒の学習プリントから)

B 風 速
 「風速1メートルを時速にするといくらですか?」

 <説明>
  風速1メートルとは、風が1秒間に進む距離だから
            1分間では60メートル
            1時間では3600メートル(3.6km)となる。
  つまり、時速3.6キロメートルとなる。
  
  (上:Cさんの学習プリント)  


次時に向けて
 今日の理科室は16度Cだったが、準備室は廊下と同じ9度C。もちろん、理科室にはストーブがついているので温度、湿度ともに大変不安定であるが、まあ、適当にやっておけばよい。次時、気温と湿度の関係を正確に観測するので心配はいらない。

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(C) 2001 Fukuchi Takahiro