このページは、中2地学/takaの授業記録2001 です

観測2 気温と湿度の関係
                   2001 2 2(金)

(上:Aさんの学習プリント)

本時の学習内容
1 晴れの日の気温は、日の出とともに上がり、午後2時頃にピークを迎える
2 晴れの日の湿度は、気温と正反対の関係になる
3 雨の日の気温は、ほとんど1日中変化しない
4 雨の日の湿度は、ほどんど1日中100%である


<授業の流れ>
「今日は、グラフを書いて終了です。教科書を見て、気温と湿度の関係を調べなさい。」

(上:晴の日の変化)


(上:雨の日の変化)

グラフの書き方のポイント
1 横軸を時間(時刻)とする
2 縦軸には2つの目盛りをとる
 左:気温(度C)
 右:湿度(%)

3 横軸、縦軸とも次のように工夫する
 ・必要ない部分は〜線で省略する
 ・見やすくなるようにスケールの幅を調節する
 ・必ず単位を書く

4 温度計は0.1度Cまで、湿度計は1%まで読み取る
5 1時間ごとに計測するのが理想だが、教室移動などの都合で抜けてしまっても構わない。また、昼放課など時間に余裕があるときは何回も計測した方が良い。
6 必要に応じて、計測時の様子もメモする
 ・廊下の窓を開けた
 ・A君息を吹き掛けてじゃまをした
 ・急に雨が降り出した
 ・さっきの授業中に窓ガラスがくもっていた
 ・など

グラフには、できるだけ正確に点をうつ
6 各点はなめらかな曲線で結ぶ
 ・定規は使わない
 ・直線になることはほどんとあり得ない
 ・すべての点を通らないなめらかな曲線、と説明しても良い

6 発見、気づいたこと、疑問をメモしておく
 


授業を終えて
 今日は1時間かけてグラフの書き方を練習した。勿論、目的はその次のステップにあって、各自に気温と湿度の関係を調べさせることである。

 2年生の廊下と、各教室の前にオーガスト乾湿計を設置した。他の先生にばれると怒られそうだけど悪戯されないようにモグネジで固定した。グラフ用紙は、職員室前の机に置き、自由に持ってけれるようにした。乾湿計の前に置いて置くほうが便利であるが、そこまでやるとサービスが良すぎるので、わざと遠くの職員室に置いた。

 また、グラフのメモリの間隔や、教室と廊下の比較の仕方については指示しない。なんたって、1時間かけてグラフの書き方練習をしたのだから、各自で自分のやりやすい方法を見つけてくれれば良いと思っている。

どれだけやってくるか、楽しみだなあ。
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