このページは、中2地学/takaの授業記録2001 です

実験1 露 点
                   2001 2 6(水)
 とはつゆができる温度のことです。天風呂、祭りの店などに使われるは屋外の意味です。また、沸、凝固、融などで使われる点には、ある特定の温度という意味があります。
  
(上:Aさんの学習プリントから、本日の実験装置)


<授業の流れ>
 「さあ、今日はコップを氷で冷やして、露ができる温度(露点)を測定しましょう。実験装置は簡単です。」

準備するもの
1 300mlのロング・ビーカー(ステンレス製のコップの方が見やすい)
2 セロハンテープ(断熱効果があるので、境目で見分ける)
3 温度計(50度Cのものが正確にできる)
4 氷(少々。たくさんだと一気に、露点に達する)
(左:実験装置)

「露点が測定できた人は、結果を黒板に発表して下さい。」

(上:黒板に発表された班の代表者名露点。露点は3回測定させた。)
(右:Cさんの学習プリント)



(上:Dさんの学習プリント)

===

「最後に、考察と感想を書きなさい。」

<教師の杞憂>
 上記のクラスの時は、晴天なのにストーブをつけていたので、教室内の空気が乾燥していた。だから、露点が0度付近になって「氷ができる温度」と混同してしまうのではないか。あるいは、露点が氷点下になってしまうのでは、、、と思っていた。しかし、生徒にとって「つゆ」はつゆであり、氷とは違う。また、0度でもできない班には「塩」を大量に入れてやったので、それはそれで喜んでいた。

<雨の日に実験したクラスのデータ>
  
(上:9度C付近に集まっている。気温は17度Cだった。)

◎ Eさんの学習プリント
  
(上:Eさんの学習プリント)


次時に向けて
 今日は、深く考えずに「つゆのできる温度」を測定した。次時、

「露ができた。」
「水蒸気が水滴になった。」
「気温が下がって、水蒸気が飽和した。」
「飽和= 湿度100%と考えても良い。」
「気温によって飽和水蒸気量は決まっている。」
「気温が高い方が、飽和水蒸気量が大きい。」

となることを確認すればよい。もちろん、上の生徒のように、自分でまとめること(考察、感想)ができれば最高である。

← 前 時
観測2気温と湿度の関係

次 時 →
飽和水蒸気量


[→home

(C) 2001 Fukuchi Takahiro