このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 物理学 2年(2000年度)です

実験10 磁界から電流が受ける力
                      2000 12 21(木)


<ねらい>
 モーターを作るための準備段階として、磁界・電流・力の関係を学習する(フレミングの左手の法則)。
  
(右:生徒の学習プリントから。
電気ブランコの実験装置。)

 本当は、この実験をしてみたいけど準備室になかったので、アルミハクを使った実験をする。


<授業の流れ>
1 左手の法則

(1) 磁界(磁石)の近くでは、電流が力を受けることを知る。
(2) モーターは、この力をつかって回ることを知る。
(3) それらの関係は、3次元の関係であることを知る。

(上:Aさんの学習プリントから)
  ・ 電流、磁界、力の3つの関係は、フレミングによって発見れた
  ・ 覚え方は、中指から順に、デンジリョク(電磁力)
   
 (4) 自分の左手に、『電流』『磁界』『力』と書く。
 (5) 左手で、この形を作る。
   <作り方と注意点>
   ・ クラスの中には、右手で作っている者が数人いる。
   ・ 初めに、親指と人指し指で「ピストル」を作る。
   ・ 次に、中指を立てる。
   ・ この順序に指示すると「人さし指」と「中指」が逆になりにくい。
   ・ また、プリントに書いている時間を利用し、全員一人ずつ確認する。

2 生徒実験
(1) ねらい(上記)を知る
(2) 装置の組み方を知る
   本校には、電気ブランコの実験装置がないので、アルミホイルを使って左手の法則を確認した。


・ 写真上のように、幅1cmアルミハクを鉄製スタンドで固定する。
・ アルミホイルに、電流4アンペア(電源装置)を流す。
・ 磁石を近づけ、アルミホイルが動く方向を確認する。
・ 磁石の極を変える。
  
(3) 結果を予想する
(4) 確認できた班は、先生から『印』をもらう。

(上:実験装置のとおりに左手をあてると、合格印をもらえる。)

3 本時のまとめ
 教科書も参考にしながら、実験結果をプリントにまとめる(写真下)。

(上:Bさんの場合)


(上:Cさんの場合、磁石の向きを変えてこともまとめた)


(上:Dさんは、先にまとめた『電磁力』と同じ色を使った。)


<授業を終えて>
 アルミホイルを使った実験は、私自身初めてだったけど、予想以上にハッキリした結果が得られた。

このあとは、練習問題を自分でやるしないので、授業では「モーター作り」を楽しみたい。良く回るように工夫する中で、電流と磁界と力の関係について理解が深まればと思う。

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