このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 物理学 2年(2000年度)です

 実験11 誘導電流
                      2000 12 19(火)
  モーターは電流で回るが、その逆も成り立つ。つまり、モーターを
  回せば電流が生じる。自転車の発電機がその例である。
  
  (上:コイルの中に磁石を出し入れすると(誘導)電流が発生する)


 <授業の流れ>
 1 誘導電流の原理

  これから行う実験の方法を説明する
  1) コイルに磁石のS極を近づける。
  2) コイルは、それに抵抗して(考えてください極)を発生する。
  3) 右手の法則により、下の図のように電流が生じる。
  
  (上:Aさんの学習プリントから)
     ※上の問題の答えは、(極)

  ◎ Bさんの学習プリント(下)
  

 2 自転車の発電気のしくみ
  まず、内部構造を確認する
  ・ 中心磁石が回転することで、電流が発生する
  ・ その周りのコイルの巻き方は、下図のとおり

  
  (上:Bさんの学習プリントから)

 
  1) 磁石を時計回りに回転させると、
  2) コイルは、回転しないように抵抗するので、
  3) 右のコイルは(S極)になる。
  ここで、生徒に考えさえれるわけだが、正解率は20%にとどまった。
  私の説明が悪いのか、ヒントが悪いのか、それとも、興味関心がない
  のか。とにかく、考え方はつぎの2通り

    ・ S極が近ずくから(S極)になって反発する
    ・ N極が遠ざかるから(S極)になって引っぱる

  4) 右手の法則により、上図の方向に電流が生じる。

 2 生徒実験
  あっというまに終了である
  1) 検流計にコイルをつなぐ
  2) その中に、磁石を入れる
  3) また、磁石を出すときはどうなるか調べる。
  4) 磁石の極を変え、 同様にして調べる。
   


 <授業を終えて>
  指導要領では電流の方向までやらないけれど、教えてしまった。
  それから、発電機(ゼネコン)の実験をすることもできたけど、
  あまりに幼稚なのでパス。

  いずれにしても、もうちょっと工夫すれば楽しい1時間になると思う
  んだけど、来年からこの単元が削除されるという噂もあるので、なん
  となく気合いの入らない今日この頃である。

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