このページは中学校3年理科『生物』/takaの授業記録2001です

観察9 土の中の生物
                    2001 9 19(水)
 各自、土を持参するように指示したところ、ほとんどの生徒が持って来たが、学校の土を放課中にとってきた生徒も多い。

(上:Aさんのスケッチ)


<本時のねらい>
次の各点について観察、および、理解を深める。
・ 土の中には生物が生活していること
・ それらの生物は落ち葉や死骸などを食べて生活していること
・ また、それらの生物の排泄物を食べて生活している生物もいること
・ 有機物を無機物に分解する生物を『分解者』ということ

<授業の流れ>
1 分解者についてまとめる

 「分解者とは、有機物を無機物に分解する生物」この定義では、ミミズは分解者に含まれないが、大きな有機物(落ち葉)を小さな有機物(ふん)に分解すると説明すれば良い。また、ミミズのふんを食べて生活している生物もいる。

 (上:Aさんの学習プリント)

2 生徒による観察
 <学校で準備するもの>
 ・ 双眼実体顕微鏡
 ・ 光源装置
 ・ ルーペ
 ・ ピンセット
 ・ 白い紙
 ・ 高倍率実物投影装置(200倍)

(上:双眼実体顕微鏡で観察する生徒)

◎ 生徒のスケッチ



授業を終えて
生徒達は動く動物を観察するのは好きなので「キャーキャー」と楽しんでいます。

希望する生徒について、校舎内の桜の下で腐葉土中からの採取方法を指導した。
<主な指導内容>
・ できるだけ狭い面積を観察すること(10cm四方)
・ しゃがんでゆっくり観察すること
・ 湿った葉をどかした部分、および、その下5mmでは生活する生物が違うこと
・ 同じようにみえる腐葉土でも、30cm場所を変えれば生物層が違うこと

200倍の実物投影装置の効果は絶大で、観察できたものは、ダニ、陸貝(全長3mm)、クモ、ムカデなど。

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