このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録:化学 3年(2001年度)です

  実験3 銅メッキ
              
 2001 4 24(火)

 

  右の写真、これを「銅メッキ」と
 言ったら専門家に怒られそうだけど、
 今日のところは許していただきたい。

  塩化銅水溶液のマイナス極に『1
 円玉』をぶらさげて電流を流す。す
 ると、水溶液中の
銅イオンに変
 わり表面に付着する。それを取り出
 して擦りつけたものだ。

  他にもいろいろな金属をぶら下げ
 て、銅メッキで1時間遊びました。


  


 <授業の流れ>
 1 実験準備

   ・ 本時の学習プリントを配布する
   ・ 前時と同じ実験器具を準備させる
   ・ 始業のあいさつをする
   ・ 器具について確認する
  <注意点>
  ・ クリップを塩化銅水溶液につけない→ クリップまでメッキされてしまう。
  ・ 一方の極を『炭素棒』にする   → 反応が速くなる
  ・ 電圧は、ゆっくり上げていく

 2 生徒実験
 ・ 金属の種類によって、銅が付着する程度に差があること
 ・ 電流をながさない物質もあること
 ・ プラスマイナスを逆にした場合
 

 (上:塩化銅水溶液は、どんどん変な色になる。ピンぼけ御免


  (上:どこにでもあるチェーンをメッキした)
     それを試験管で擦ってピカピカにする

  
  (上:1円玉を擦っている)
     初めは、弱い力のほうがうまくいく

 
  (上:クリップまでメッキしてしまった)

 ◎ Aさんの学習プリント
  ・ 「アルミホイル」「1円玉」「ビニールテープ」をメッキした。
  ・ 
友達が実験した「鍵」「ペン先」「安全ピン」「消しゴム」「髪の毛」
   「ゴム」「プラスチック」「ヘヤピン」についてまとめてある。
  ・ 特に、
「ビニールテープ」など電流が流れないことが予想される物
   質につても果敢にチャレンジしてノートのまとめることは大切である。

  

 ◎ 板 書
  ・ 電流がながれない物質(メッキの失敗)につても記述させた
  ・ メッキする金属の違いによる、様子の違いを表現させた
  ・ 付着する『銅』の様子が違っていても、同じ『純粋な銅』である
   ことを確認した
  ・ 電流がなれない= 銅がつかない


  ・ また、プラス極とマイナス極を逆にすると、マイナス極に付着し
   た銅がどうなるか予想させ、実験させた。みなさんも、どうなると
   おもいますか?次の、A〜Cから選んで記号で答えて下さい。
   A 変わらない
   B はがれる
   C 色が変化する

 ◎ Bさんの学習プリント

 ◎ Cさんの学習プリント
  
 先の問題の答: B(はがれる)
  



  

  授業を終えて
  これが本物の銅であることが分かると、必死で銅を集めはじめる
  生徒がいた。彼は『ろ紙』を使って全ての銅を取り出し、薬包紙
  に包んで持ち帰った。残された水溶液は透明になっていた。
  (左:ろ過中)

  
  

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