このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録:化学 3年(2001年度)です

  実験4 塩酸の電気分解
              
 2001 4 26(木)

 今年の3年生は、H管を使った「水の電気分解」を昨年行っているので、簡単な説明で理解してくれるだろうと期待していた。

 どの班も塩酸を分解することに成功し、プラス極とマイナス極に集まった気体の性質を調べることに専念していた。

 塩酸は5%のうすいものを使用した。

(写真右:電解装置)
左がマイナス極 → 水素が発生
右がプラス極  → 塩素が発生


  


<授業の流れ>
1 実験準備

 ・ 学習プリントの配布
 ・ 器具について確認
 <注意点>
 ・ 演示しならがら、次の点に注意させる
 ・ 塩酸を、100mlビーカーに70mlとる
 ・ H管のピンコックをしめたままでは、塩酸が入らない
 ・ 電源装置を『直流』、『電圧』に切り替える
 ・ 電圧は徐々にあげる
  (最終的には、最大20Vでもよい)

2 生徒実験
 気体がたまったところで、水素の爆発実験について演示、確認した。
 <手 順>
 1 空の試験管を準備する
 2 たまったH管のピンチコックを開く
 3 H管のろうとに水溶液を入れ、水面を強制的に上げる
 4 写真下のように、マッチの火を近づける

(写真上:ヒュッと音を立てて爆発する)
     良く観察すると、炎が試験管内にすいこまれる。
     また、爆発後、試験管の内側にが生成している。
     2H+ O→   2

◎ 生徒の学習プリント
 ・ プラス極、マイナス極の違いをはっきりさせる
 ・ 塩素の『脱色実験』については、前時とおなじであるが、自分の筆箱に入っているマーカーを使わせると面白い。
 ・ 最後に、塩素の電気分解をまとめる
 ・ もちろん、感想も書かせる


◎ 生徒の学習プリントから(その2)
 気体がたまる様子から、「水素は水に溶けにくいこと」逆に、「塩素は水に溶けやすいこと」をまとめている。
  → 本当は、私が教えました

  



  

  授業を終えて
  私の想像以上に手際良く実験をし、かつ、まとめていた。
  とてもいい感じなので、明日も「電気分解」やろっかなー。

 

← 前 時
実験3 銅メッキ

 次 時 →
実験5 いろいろな電気分解

↑ TOP

[→home

(C) 2001-2005 Fukuchi Takahiro