このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録:化学 3年(2001年度)です

  実験5-2 いろいろな電気分解
              
 2001 5 1(火)
  前時と同じ実験の続きである。
  生徒の方から、自発的に「やりたい」
  雰囲気なので、大変よろしい。

  (上:塩化アンモニウムの電気分解)
 


  <本時のねらい>
  塩化物の電気分解を通して、プラス極・マイナス極から発生する気体(物
  質)の共通点を見つけだす。そして、次時「電気を帯びた原子をイオン」
  であることに結び付けていく。

  <授業の流れ>
 1 生徒実験

  前時と同じ実験

  ただし、余裕がある班のために次の塩化物を用意した
    <紹介した塩化物>
    塩化ナトリウム   NaCl
    塩化カルシウム    kCl
    塩化アンモニウム NH
Cl

  ◎ 板 書
 
 実験内容は前時と全く同じであるが、4つの共通点がわかるよう『表』を
  黒板に書き、生徒に発表させるようにした。その結果、プラス極からは塩
  素が発生すること、マイナス極からは水素が発生することが分かった。そ
  のうち、塩素については、今回調べた4つの試薬が、いずれも『塩化物』
  であることから、容易に推測できるが、マイナス極から発生した水素につ
  いては、簡単に説明できない。これにつては、一旦ほかっておいて、次時、
  塩化銅について説明した後、別の方法で「塩化銅」の電気分解実験をしな
  がら解明していきたいと考えている。

  


  ◎ Aさんの学習プリント
  ・ 塩化カリウム、塩化第2鉄、塩化マンガン、塩化マグネシウム、塩化
   カリウムについてまとめてある。それらのいずれのプラス極から「塩素
   ガス」、マイナス極から「水素ガス」が発生している
  ・ 脱色反応については、自分のペンを使って確かめている。
  ・ 水素については、爆発によって確かめている。

  ・ 前時の学習プリントに書き足せば良いので、本時は特に用意しなかった
                         (白紙のみ)
  ・ 始業前に、前時と同じ実験装置を準備させた


  ◎ Bさんの学習プリント
  ・ 第2塩化鉄、塩化マンガン、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化
   マグネシウムについてまとめている。
  ・ Aさんと同様、プラス極とマイナス極について共通する性質をまとめて
   いる。


  <第2塩化鉄の電気分解>
  ・ 画像をクリックすると、炭素棒が拡大されるが『鉄』らしきものが
   生成していることが分かる。また、気体も発生しているが、その詳し
   い様子についても違いがある。
  



  

  授業を終えて
  いくつかの間違いを残したままの結果となったが、これからだんだん訂正して
  いけばよい。

  

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