このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録:化学 3年(2001年度)です

実験6 銅イオンの移動

2001年5月、第1理科室

 今日は銅イオンが+の電気を帯びていることを、別の実験で確かめます。写真下のように、水で湿らしたろ紙を準備し、その上に塩化銅水溶液に浸した糸を置きます。そして、ろ紙の両端から+−電流を流せば、青色の銅イオンが移動していく様子を観察できます。さあ、さっそく実験をしましょう。


(上:イオン移動観察器)


<本時のねらい>
 青色の銅イオンがマイナス極に移動していく様子を観察することで、塩化銅(電解質)水溶液のイオンの極性を推測する。

<授業の流れ>
1 本時のねらい

(1) 前時の復習
 ・ 塩化銅の電気分解では、+極から塩素ガスが発生し、−極から銅が析出する。
 ・ このことから、塩化物イオンは−の電気、銅イオンは+の電気を帯びていることが推測できる。
(2) イオン移動観察器を使って、+極に銅イオンが移動することを直接確かめる。

2 実験方法の説明
<準備>
・ イオン移動観察器
・ 塩化銅水溶液
・ ティッシュ(紐状にして塩化銅水溶液に浸す)
・ 電源装置
・ リード線
・ ろ紙
・ 硫酸ナトリウム水溶液(ろ紙に電流が流れるようにする)

3 生徒実験
 難しい実験でもないし、結果も予想できるけれど、実際やってみると面白いものです。ジッと見ていると+極側と−極側の違いがハッキリしてきます。

始めの様子


3分後
黄色い塩素ガス(プールの臭い)+極で発生し、

青色(緑ではない)銅イオンが−極へ移動開始。


10分後
+極側:塩素濃度が高くなり、黄色から黄緑色へ。

+極側:青色の銅イオンが電子を受取って茶色の銅に。

※中央のティッシュは美しい青色(銅イオン)

4 本時のまとめ
 学習内容は前時と同じなので、難しくはありません。銅イオンが−極に移動していくことから、銅イオンが+の電気を帯びていることを推測できれば十分です。なお、以下のプリントは実験図は、専用のイオン観察器ではなく、電極の代りに大型クリップを用いた場合を示しています。

(上:実験後のろ紙が添付してある。−極側に銅が付着している。)

◎ Bさんの学習プリント

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