このページは中学校1年理科『生物』/takaの授業記録2002です |
実習1 名南中・野草図鑑
2002年4月22日(月)
脱履場→ 理科室<ねらい>
・ 身近なところにもたくさんの植物が生活していることを知る
・ キュウリグサの生活場所を知る
・ カタバミとヘビイチゴを区別できるようになる
・ 少なくとも5種類の標本をつくる
<授業の流れ>
1 下駄箱前に集合
2 階段に移動して点呼
脱履前にある数段の階段に集合させ、そこに座らせると良いでしょう。そして、目の前で校舎の片隅に咲いている野草を採取し、観察方法、標本の作り方などを説明すると、生徒のやる気がぐーんとアップします。指導力に自身がない先生は、理科室で実物を使って説明してから、再度、脱履前で説明をくり返しても良いと思います。
3 先生の説明を受ける
今回は、キュウリクサがたくさん咲いていたので、それを使って説明しました。
1) 運動場の周り(防球内側)にある植物を採取する
2) キュウリグサの生活場所を知る
3) アブラムシなどがついているときは振ってとる
4) 11、12組の畑には入らない
5) 理科便覧でカタバミとヘビイチゴを区別する
6) イモカタバミ(紫色の花)を知る
(上:小さな薄青色の花をつけたキュウリグサの群落)
黄色い花はカタバミ。白いナズナの花も見える。
4 各自で植物採集
・ 採集させる時間は15〜20分が適当です
・ 早い生徒は、10分で10種類採取できます
・ 添付する時間を10〜15分確保しなければ、採取したものが無駄になります
・ 見つけられない生徒には、分りやすい群落を紹介します
・ 教師は巡視します<採取するときの注意>
1) 1種類につき、採取して良いのは1個体だけ
2) 小さくて形の良いものを選ぶ
3) 大きなものは、添付するのに苦労することを確認する
4) 花だけでなく、葉や根まで採集せても良い5 理科室に戻り、植物標本を作る
・ 添付するための『学習プリント』を配付する
・ できるだけ少ないセロハンテープで添付する
・ セロハンテープを何度も重ねると標本が見難くなる
・ 花、葉などを広げて添付する
・ 植物の名前や特徴を書き込む
(上:プリントに並べらた植物)
(上:特徴のある部分だけを残し、あとは捨てる)
(上:気付いたことを記入する)
・ 当たり前のことも記入させる
・ 必要に応じて『雑草図鑑』で調べる
(上:植物全体を密封すると変色しない)
資料: ヘビイチゴとカタバミの区別
・ 下の写真で比較すると簡単であるが、黄色い5枚の花弁が共通しているので区別が難しい
(上:ヘビイチゴ)
(下:カタバミ)
<評価基準>
1 自然事象への関心・意欲・態度
2 科学的な思考
A 独自に(発見したこと)を記述できる
B (花の色)と(花びらの数)をまとめることができる
3 実験・観察の技能・表現
A 7種類以上の美しい標本をつくることができる
B 5種類以上の標本をつくることができる
4 自然事象についての知識・理解
授業を終えて
太陽が当たると暑い(当たり前)。キュウリグサは1人が発見すると次々に見つかった。
オリエンテーション |
観察1 花のつくり |