| このページは中学校1年理科『生物』/takaの授業記録2002です | 
  観察3 花のはたらき
              
                   2002 4 30(火)
                   理科室
  「今日の授業は1年生の植物の授業でいちばん難しいです。そして、定期テ
  ストにそのまま出題します。お約束しますので、ていねいに書きなさい。早
  くできた人は語句をくり返し覚えるようにしなさい。」と口上し、授業を始
  めた。
  (上:Aさんの学習プリント)
 <授業の流れ>
 ・ 今日の学習プリントを準備する
 ・ 花の各部の名称を復習する
  1 雌しべ・・・柱頭・花柱・子房
  2 雄しべ・・・やく・花糸
  3 花 弁
  4 がく片
 ・ 雌しべの『子房』内部のつくりを理科便覧で調べる
  ・ 胚珠、卵に着目させる
  ・ 理科便覧では『受精卵』となっているが、
   授業では『卵』(受精する)→『受精卵』とまとめる
 ・ 受粉と受精の違いを確認する
 ・ 胚珠、卵が成長すると何になるか理科便覧で調べる
  ・ 胚珠→ 種子
  ・ 卵→  胚(赤ちゃん、ベイビー)
 ・ 逆さまになったリンゴの絵をかく
 ・ 私たちが食べているリンゴは、どの部分か考える
  ・ 子房→ 果実であることに気付かせる
 ・ リンゴの尻についている『毛』のようなものについて考える
  ・ 柱頭、花柱が変化したものである
 ・ 雄しべ、花弁、がく片はどうなったのか考える
  
  (上:Bさんの学習プリント)
 <生徒との会話>
 「次に、雄しべはどこにあったのかな?(黒板の絵を指しながら)上?下?」
 「うえー。」「したー。」
 「では、どちらかに手を挙げて下さい。上の人?」
 (半数)
 「下の人?」
 (半数)
 「よく考えて下さい。花のつくりは中心から、雌しべ、雄しべ、花弁、がく片です。
  10秒相談しなさい。・・・では、上の人?」
 (80%)
 「下の人?」
 (20%)
 「ちょっと堪忍して下さい。リンゴの果実は子房だから雌しべですよ。だから雄しべは?
  ・・・上?」
 (1人)
 「下?」
 (38人)
 「今度間違えたらやばいですよ。花弁は?・・・上の人?」
 (1人)
 「下?」
 (38人)
 「ということで、がく片はさらにその下になります。」
     注意:最後まで粘った1人は『うけ狙い』なので御安心を、、、
 ・ ナズナの種子について調べる
  
  (上:ナズナ(ぺんぺん草)にはたくさん種子ができていた)
     この生徒は、卵や胚珠は成長して名前が変り、
     卵→受精卵→胚、胚珠→種子になったことを理解していない。
 ・ タンポポの種子について調べる
  ・ 私が配付した
  ・ 生徒の机上でわた毛を飛ばすと、大変美しく舞い降りた
  ・ タンポポは少々難しいので、混乱を防ぐため次時に指導したクラスもある
  
  (上:黒い丸は、白いわた毛を観察しやすくするためにマジックでぬった部分)
  ◎ B君の学習プリント
  ◎ Cさんの学習プリント
  ◎ Dさんの学習プリント
  
  
  授業を終えて
  やっぱり難しい部分なので、次時の復習が不可欠である。
  テスト直前には問題練習も必要ですね。