このページは中学校1年理科『生物』/takaの授業記録2002です |
観察4 マツ・イチョウ(裸子植物)の花
2002 5 7(火)
理科室
(上:左から雌花、雄花、1年前の雌花、2年前の雌花=まつかさ)
これらは私が浜松から採取してきたものである
また、正確には雌花の集まり3つ、雄花の集まりの集まり、1年前の雌花
の集まり1つ、2年前の雌花の集まり1つである。
note ヒトの妊娠期間
<授業の流れ>
・ 本時のねらいを知る
マツやイチョウなど、胚珠(種子)が子房(果実)に包まれていない植物を裸子植物
という
・ 被子植物の復習をする
子房→ 果実
胚珠→ 種子
卵 → 胚(赤ちゃん)
<メモ>
・ ほとんどの生徒が忘れているので必ず復習すること
・ そして、本時は子房(果実)のない植物を学習することを明確にする
・ しかし実際に復習を始めると、どんどん忘れていることがいっぱい出てきて
授業にならないので、ほどほどにしておいた方がいい。(しない方が無難かも
、、、)
・ 教科書のマツの花をスケッチする
・ 次の点が書けているか確認する
・ 雌花
・ 雄花
・ 1年前の雌花
・ 2年前の雌花(まつかさ=マツの種子)
<メモ>
ハツカネズミは20日、ヒトは10ヶ月10日、マツは2年で赤ちゃんができることを知らせると興味を持つ。
<ヒトの妊娠期間に関する追記 2006may21>
・WHO(世界保健機構)は、正常妊娠持続日数を280日としています。28日=4週=1ヶ月として計算すると、10ヶ月になります。詳細は次の通り。
●妊娠1カ月
0週(0:最終月経の日、1、2、3、4、5、6)
1週(7‐13)
2週(14‐20)
3週(21‐27)
●2カ月 4週(28‐34)、5週(35‐41)、6週(42‐48)、7週(49‐55)
●3カ月 8週(56‐62)、9週(63‐69)、10週(70‐76)、11週(77‐83)
●4カ月 12週‐15週(84‐111)
●5カ月 16週‐19週(112‐139)
●6カ月 20週‐23週(140‐167)
●7カ月 24週‐27週(168‐195
●8カ月 28週‐31週(196‐223)
●9カ月 32週‐35週(224‐251)
●10カ月 36週‐29週(252‐279)
妊娠40週 280日目出産予定日
・ マツの受粉について確認する
・ 雄花の「りん片」の「やく」にできる「花粉」について確認する
・ それらをプリントにスケッチ、添付する
<指導手順>
1 雄花の集まりから、ピンセットで1つの雄花(りん片)をとる
2 ここの理解(りん片の大きさは数ミリメートル)が大切
3 「りん片」の「やく」と「花粉」をルーペで観察させる
4 「雄花の集まり」と「りん片」をセロテープで添付させる
5 「りん片」の裏表に注意させる
(上: デジカメでズームアップしたりん片(雄花)と花粉)
・ 上の試料は古いので「やく」が破損している
・ 今年のマツの花期はすでの終わっていた
・ 雌花の「りん片」の「胚珠」を確認する
・ それらをプリントにスケッチ、添付する
(上:B君の学習プリント)
・ 切断した雌花の内部、および、外観がセロテープで添付してある
・ 雌花の切片は、カミソリで簡単につくれる
・ りん片(雌花)、および、雌花の集まりの理解が深まる
・ 1年前の雌花を確認、スケッチ、切片を添付する
<指導手順>
1 雄花と同じでよい
2 成長した「りん片」が「まつかさ」であることを示すとよい
3 拡大したテレビ画面を使うと、非常に有効である
4 下の画像は、「1年成長したりん片」である
(上:1年後の雌花)
・ これもカミソリで簡単に切断できる(是非ともやらせたい)
・ 受精卵→ 胚(赤ちゃん)を観察することができる
・ りん片(雌花)について確認すると理解が深まる
・ 2年前の雌花を確認、スケッチ、切片を添付する
◎ Bさんの学習プリント
◎ Cさんの学習プリント
<メモ>
雌花の1つの花(りん片)、雄花の1つの花(りん片)としてまとめる
授業を終えて
しっかり観察すると1時間の授業では足りなくなるけれど、、、
しかも子房(果実)がないことまでおさえるのは非常に困難だと思うけれど、、、
自分の3年前の実践を振り返るとやっていようで、すごいなあと思う。
次の時間は、プリントを使ってここまでの復習にしょうかと思っている。
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1〜8のまとめ