このページは中学校1年理科『生物』/takaの授業記録2002です |
実験1.1 オオカナダモの葉緑体
2002 5 30(木)
理科室3年生がオオカナダモで実験を行うので、それに便乗して観察した。
葉緑体の観察が容易であること、また、光を当てると葉緑体が動く。オオカナダモの葉1枚をとり、プレパラートを作ってから顕微鏡で観察、このまま反射鏡を使って光を十分に当てておけば、数〜10分で動きはじめる。明るい日影、または、光源装置を使う。
(上:オオカナダモの葉緑体)
・ 細胞の大部分は透明な『液胞』がしめている
・ 葉緑体が壁面を回っているように見えるのは、液胞が原因である
・ 『細胞壁』と『細胞膜』は密着しているので観察できない。
授業の流れ
1 オオカナダモの葉緑体の観察
・ 簡単に手順をする
・ 顕微鏡は3回めなので慣れたものである
・ オオカナダモは少なくとも2層構造になっているので、ピントをずらすことにより見える細胞が異なる。また、葉緑体の数や「原形質流動」をおこなっている割り合いも違う。顕微鏡をテレビに投影して、是非とも確認してやりたい。2 葉緑体のでんぷんのヨウ素反応
手 順
1 通常の方法でプレパラートをつくる
2 葉緑体を観察する
3 光を十分に当てる
4 葉緑体が動き出したら、ヨウ素液を1滴おく
・ 「光を当てると光合成をはじめるね」と説明する
・ 実際は「原形質流動」なんだけど、、、
・ 光エネルギーで活動しているイメージはつかめる
5 顕微鏡で観察する
・ ヨウ素液で青紫に染めるには、10分程度必要である
・ ヨウ素液が浸透しないようようであれば、逆サイドに紙をあててやるとよい
・ 浸透圧でヨウ素が移動する3 本時のまとめをする
・ オオカナダモを学習プリントに添付
・ スケッチ、発見したことを記述
<評価基準>
1 自然事象への関心・意欲・態度
B オオカナダモの葉をプリントに添付することができる
2 科学的な思考
3 実験・観察の技能・表現
B オオカナダモ葉緑体を観察することができる
4 自然事象についての知識・理解
B 葉緑体は光エネルギーを使って『でんぷん』を合成することを理解できる
授業メモ
「動いた人、手を挙げてごらん?」
「先生!動き始めたよ。」
単純なことだけど、光が当たって葉緑体が動き始めるのは面白い。初心者の方へ、、、
直射日光を使うと、目が潰れます!危険!
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