このページは中学校1年理科『生物』/takaの授業記録2002です

実験3 植物の呼吸
              
                   2002 6 4(火)
                   第2理科室

 植物も呼吸しています。呼吸とは、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すことです。その目的は、でんぷんなどの養分を化学的に分解して生活に必要なエネルギーを取り出すことです。

でんぷん+ 酸素 →(呼吸)→ 二酸化炭素+ 水+ 生活エネルギー


(上:校舎裏の雑草を採取する生徒)
・ 上履きでごめんなさい


授業の流れ>
1 教科書を読んで実験手順、本時のねらいを知る

実験の手順
1 校庭の雑草を採取し、ビニール袋(A)に入れる
2 空気を入れ、ガラス管をさしてふたをする
3 空気だけを入れたビニール袋(B)を同様に準備する
4 A、Bを暗所(棚の引き出し)に20〜30分置く
5 A、Bを空気を石灰水に通す

 → 生徒達は黙読することでほとんど理解していた
 → 動機づけの一言は「成功した班には『判』がもらえます。」

2 ビニール袋を持って採取にいく

生徒との会話
「先生、根っこも入れて良いの?」
「いいよ、どんどん入れなさい。」
「先生、虫が入っちゃった!」
「少しなら仕方ないですね。」 

3 理科室に戻り、ガラス管をセットし暗所におく
4 授業プリントに実験手順をまとめる
5 実験結果を予想する
6 Aが白くにごる理由を考える

(上:ビニール袋の中の気体を石灰水に通す生徒)

7 A、Bの空気を石灰水に通す
8 先生に合格の『判』をもらう
9 片付ける

◎ Aさんの学習プリント


評価基準
1 自然事象への関心・意欲・態度
2 科学的な思考
3 実験・観察の技能・表現
 A 植物が二酸化炭素を出して呼吸していることを実験から確かめることができる

4 自然事象についての知識・理解
 B 植物の呼吸についてまとめることができる


授業を終えて
 本来なら数時間放置したいところだが、時間がないので数十分になってしまった。それでも、石灰水の反応に差が出た。成功するためのポイントは、たくさんの植物を袋に入れることと、間違ってアブラムシやテントウムシなどの小動物がはいってしまっても無視することである。厳密に考えるような実験ではない。また、植物を放置するための暗所をつくるために黒いビニール袋に入れるより、理科室側面にある水周り下の扉に入れる方が簡単であるだけでなく、実験のイメージが良くなる。

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光合成で使われる気体

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光合成と呼吸の観察

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