このページは中学校1年理科『化学』/takaの授業記録2002です

 実験17 密度の測定
              
                   2002 10 3(木)
                   第2理科室

  密度の復習をかねて、市販の物体の密度を測定します。

  (上:理科室の密度測定用体は、錆びついていた)


 <授業の流れ>
 1 密度の復習する

  密度= 質量÷ 体積
  質量= 密度× 体積
  体積= 密度÷ 質量
  
 2 『密度・質量・体積』と『速さ・距離・時間』を比較する
  速さ= 距離÷ 時間
  距離= 速さ× 時間
  時間= 距離÷ 速さ

 3 密度を測定する
  1) 25グラムの分銅

   ・ いくつ使用しても良い
   ・ 結果は同じになる
  2) 測定用体
   ・ 同じ形(体積)のものがある

  (左上:分銅を測定する)
  (右上:測定用体を測定する)
  測定用体を測定する時は、写真のように次々に加えていけば良い。
  その体積は、増えた水の体積として求められるからである。
  

 4 黒板に発表する
代表者
. . . . . . . . . .
.. .. .. .. .. .. .. .. .. ..
.. ... ... ... ... ... ... ... ... ...
.... .... .... .... .... .... .... .... .... ....

  <Bさんの学習プリント>
  

 5 本時のまとめをする
  ・ 密度を調べることで物体を見分けることができる
  ・ 密度が同じなら、体積が違っても同じ物体である



 <評価基準>
 1 自然事象への関心・意欲・態度
  B 理科プリントにていねいにまとめることができる

 2 科学的な思考
  B 体積の異なるいくつかの測定用体から、同じ物質でできているものを
   正しく指摘することができる

 3 実験・観察の技能・表現
  B 測定用体の密度を誤差±3%で求めることができる。

 4 自然事象についての知識・理解
  B 質量・密度・体積の関係を正しく理解し、計算することができる


  授業を終えて
  小学校での基礎をここで復習するのだが、思うようにはかどらない。たっぷり
  時間をかけてもうまくいかない。一桁のかけ算ができない生徒もいるし、割算
  など魔法のように感じているようだ。それでもクリヤーしなければならい問題
  なので頑張ってみるが、理科の授業時間は限られているのである。ここで小言
  を言わせてもらえば、『生きる力』も『総合的な力』も『ゆとり』も『生活科』
  もいらないから一桁のかけ算をできるようにして小学校を卒業してもらいたい。
  そのためには優秀な教員をたくさん採用することが必要である。

  <距離・速さ・時間の関係>
  「では、この関係について説明できる人?」
  「はい、はい、はい!」
  「A君、前に出てきてみんなに説明して下さい。」
  「ここにはカケル、ここにはワルがあるから、、、」
  「A君の説明が分かった人?」
  「はあい、分かったよ。」
  「まだ分からない人がいるから、他の方法で説明できる人?」
  「はい、はい、はい!」
  「B君、説明して下さい。」
  「例えば距離を20キロメートル、速さを時速10キロメートルだとすると、、、」
  「B君の説明で分かった人?」

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第2章のまとめ

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