このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録:生物学 2年(2003年度)です

観察1 いろいろな動物
              
                   2003 10 16(木)
                   第1理科室

 「ペットを持ってきなさい。」 と話をしたところ、犬や猫、ハムスターや鳥を持ってきたいとの声が上がった。原則、何を持ってきてもよいが、「放課中に世話しなくても良い動物」という条件をつけておいた。
 
(上:A君が持参した脱皮中の蜘蛛)
 今朝になって脱皮を始めたそうだ。

本時のねらいと留意点
 身近な動物に興味関心を持たせることだけでよいが、小学校とは区別したいので、これから学習する内容に話題が向いていくように注意したい。


授業の流れ
1 ペットの紹介

 生徒が持参した動物の種類は以下の通り
 ・ ゼニガメ
 ・ ミドリガメ
 ・ 種類の分からないカメ
 ・ 蜘蛛
 金魚や小鳥などたくさんの種類が登場すると思っていただけに残念だったが、普段、大人しい生徒が持参してくれたので嬉しいスタートとなった。

  (上:Bさんが持参した数年飼っているミドリガメ) 
(左と上: B君のカメの甲羅は20センチ以上。水槽を持ってくることができないので、カメを濡れタオルで包んで学制鞄の中に入れてきたというから驚きだ。)


2 動物の観察記録

 教科書を参考にして、動物の観察記録をまとめる。

観察のポイント
・ 生活場所
・ 食べ物
・ からだの特徴
・ その他

3 いろいろな動物
 上記2と平行して、地球にはいろいろな動物が生活していることを気づかせるために1人1種類の動物を発表させた。その結果を見ると、哺乳類がたくさんあったので、それに着目しながら確認作業をすることにした。

ポイント
・ 人数分のマスを作り、出席番号を記入しておくと混乱しない
・ 友達や人物名を書かない
・ 偶数番号の男子、奇数番号の女子、のように発表する順を指定してもよい


(上:珍しい動物については、発表した生徒に説明させるとよい)

4 教科書点検
 さらに、上記2と3に並行して、2分野上の教科書点検を行った。

ポイント
・ 事前に、点検することを明言しておく
・ 持参した生徒には、もれなく10点加算されることも明言しておく
・ 教科書の裏側にある『氏名』を確認してから点検印を押す
・ 学習プリントに、『点検印』スペースを準備しておくとよい


◎ A君の学習プリント


 ◎ Bさんのの学習プリント

  この学級では、動物の分類から入った。


評価基準
1 自然事象への関心・意欲・態度
 A 自宅からペットを持参することができる
 B 自分の興味・関心がある動物について、こまかく観察記録を記述することができる 

2 科学的な思考
3 実験・観察の技能・表現
 B 動物の特徴を図や表を使ってまとめることができる

4 自然事象についての知識・理解


授業を終えて
 自宅で飼っているペットの生活、毎日世話しているからこそ分かる観察記録を発表して欲しかったが、そこまで踏み込むことはできなかった。でも、まあしかし、これからの動物分野の導入としては上出来だったと思う。

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