このページは中学校2年理科『生物』/takaの授業記録2003です

観察2 草食動物と肉食動物
              
                   2003 10 20(月)
                   第1理科室

 今日もまた何だか簡単すぎるような掴みどころのない内容だけれど、やるしかないのでやります。頑張ります。


(上:マングースとコブラ、タカのはく製)


授業の流れ
1 コブラとマングース、タカの紹介

 第2理科室の棚の上から大きなタカの剥製を降ろすと、くしゃみが一杯出た。近くで見るととても大きいく立派なものなので、一見の価値がある。特に、鋭く大きな爪は驚くばかりで、こんな鳥に襲われたらひとたまりもないことを実感できる。また、マングースは本物の剥製だが、コブラは針金を支柱にして紙でつくらたものだった。しかし、凝った彩色をしてあるので、かえって値段が張るのではないかと思う。さて、本題に移ると、ここに登場した3つの動物は全て肉食動物で、マングースはコブラの天敵である。マングースはインド原産(食肉目、ジャコウネコ科)の雑食獣で、主にネズミや鳥、昆虫などを食べるが、日本へはハブ退治のために輸入された。しかし、今では沖縄や奄美大島の貴重な動物を食い荒らす肉食獣となり、大問題になっている。マングースを持ち込んだ日本人は離島の生態系を壊し、そして、マングースを壊滅させようとしている。あな恐ろしホモサピエンス、生物とは言い難い存在である。

2 草食動物と肉食動物の違い

3 各部のスケッチ
 各自で、興味をもった部分をスケッチする

主なスケッチ・ポイント
・ 両目で見える範囲の違い
・ 足の先端部にある『ひづめ』と『つめ』




◎ A君の学習プリント

◎ Bさんのの学習プリント

付録:ヒトの歯
・ 成人の歯は、8本×4=32本
・ 8本の内訳は、第1、第2切歯・犬歯・第1、第2小臼歯・第1、第2、第3大臼歯
・ 第3大臼歯は『親知らず』と呼ばれ、生えてこない人もいる
・ この8つの名称は、上下左右とも同じ
・ 乳歯の数は、5本×4=20本
・ 乳歯には、3本の大臼歯にあたる歯がない
・ 歯は、『エナメル質』『象牙質』『歯髄(神経と血管)』の3層構造


評価基準
1 自然事象への関心・意欲・態度
 B 学習プリントを丁寧かつ正確にまとめることができる

2 科学的な思考
 B 草食動物と肉食動物の違いを多角的に考察することができる

3 実験・観察の技能・表現
 B 体の各部を正確にスケッチすることができる

4 自然事象についての知識・理解
 B 草食動物と肉食動物の違いを目、歯、脚のようすから説明することができる


授業を終えて
 深く追求すれば切りがないので、こんなところで良いと思う。これからの学習で、細部を詳細に調べなければ中学生としての興味が持続しない。

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