このページは中学校2年理科『生物』/takaの授業記録2003です

観察13 心臓と2つの循環
              
                   2003 12 11(木)
                   各教室

本時の学習内容
1 体循環と肺循環
2 左心室と大動脈


授業の流れ
1 体循環と肺循環
<説明の例>
 「前回の復習から始めますが、まず、黒板を見て下さい。鉛筆を持って書くのは後です。先生が黒板に書くのを見て、位置関係が分かってから書きます。」
 「まず心臓ですが、右、左、どちらでしたか。おっと、その前に、このような人体の模式図の場合、左右逆になっていることを確認しますしょう。こちらが左で、こっちが右。となると、心臓はどっち?」
 「そうですね。左。ちょっとだけ左側に書きます。そして、形はハートです。後から説明しますが、心臓の形はハートです。次に、心臓の上に肺を書きましょう。本当は左右2つありますが、今日は混乱するといけないので1つだけにします。そして、心臓と肺を血管でつないで、肺循環のできあがりです。同じように体循環も書きましょう。心臓の下に『体じゅうの細胞』と書いて血管でつなげます。では、ここまでをプリントに書きますが、血管に色を塗らないで下さい。後から、で色分けします。」

2 動脈血と静脈血
<説明の例>
 「書けたようですね。それでは、血管に色を塗ります。赤と青です。酸素がたくさんあるものを赤二酸化炭素がたくさんあるものを青にします。では、第1問、心臓から体にいく血管は何色ですか。」
 「そうですね。酸素が沢山あるので赤です。第2問、体から心臓へ戻る血液は何色ですか。」
 「そうですね。二酸化炭素が沢山あるので青です。」
     中 略
 「ここで血液の種類をまとめます(右)。」


3 心臓のつくり
<説明の例>
 「ここで心臓をスケッチしましょう。ハートを書いて4つに仕切ります。4つの部屋には、それぞれ太い血管がついています。」
 「書けましたか? 4つの部屋には名前がついていますが、次のテストに出題する部屋から紹介します。それは左下で、左心室と言います。そこについている血管は1番激しく血液が流れるもので、全身に血液を送りだすもので、名前は大動脈です。この左心室と大動脈をセットで覚えて下さい。その他の名前は、規則的に覚えることができると思います。(後略)」
※ 混乱を避けるために、次の2点を省略した
                次時、追加説明する
1 血管名(大静脈、肺動脈、肺静脈)
2 体循環、肺循環の心臓の部位


4 血管の種類


◎ Aさんの学習プリント

◎ B君の学習プリント


評価基準
1 自然事象への関心・意欲・態度
 B 心臓と2つの循環について丁寧かつ正確にまとめることができる

2 科学的な思考
 B 体循環を肺循環を関連づけて説明することができる

3 実験・観察の技能・表現
 B 心臓のつくりと血液の種類を正確に表現することができる

4 自然事象についての知識・理解
 B 心臓のつくりと仕組みを正しく理解することができる


授業を終えて
 「そうですよ。心臓はただのポンプに過ぎないので、別になくても、自分で1秒間に1回ずつ押していれば何とかなります。心臓は停まっていても、心臓がなくても、血液が流れれば良いのです。自分の手で押し続けている方法でも、何とかなるかも知れません。しかし、寝ている時も動かさなければいけません。24時間労働です。そのように考えると、生まれてから死ぬまで、ずっと動いているので大変ですね。」

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