このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録:物理学 2年(2003年度)です

 基本操作1 電流計
              
                   2003 6 16(月)
                   各教室

  教室にしようか理科室にしようか迷ったけれど、基本を定着させるため教室にした。
  1日1実験を目指している私にしては、これまた厳しい決断である。

 <本時のねらい>
 ・ 電流計の使い方、および、目盛りの読み方を確実におさえる


 <授業の流れ>
 1 電流についての基本事項

  
  <指導上の留意点>
  ・ 電子はマイナスの電気を帯びた小さな粒であるが、
  ・ 電流は、プラスからマイナスへ流れるものとして考える
  ・ 電流の単位はアンペアである

 2 アンペアの単位の変換
  小学校で学習済みのような単位の変換を丁寧に復習した
 
  <指導上の留意点>
  ・ k(1000倍)、m(1/1000倍)、μ(1/1000000倍)について指導する
  ・ h(100倍)、c(1/100倍)などは触れないようにする
 

 3 電流計の使い方
  次のように、5つの手順にまとめて板書した。

  <電流計を指導するときのポイント>
  ・ 電流計の端子は4つある
  ・ プラス端子は1つかないので、迷うことはない
  ・ マイナス端子は、測るものに応じて変える必要がある
  ・ 電流の大きさが分からない時は、電流計が壊れないように1番大きな端子につなぐ
  ・ 針の目盛りは、つないだマイナス端子の種類によって変わる

 
  <目盛りの読み方の説明手順>
  ・ マイナス端子によって変わることを、次の手順にしたがって説明する
   1 電流計の絵を書かせる
   2 電流計の目盛り(0から5まで)を書かせる
   3 電流計の針(3に合わせる)を書かせる
   4 5Aのマイナス端子つないだ時の値を読ませる→ (3A)
   5 500mAのマイナス端子につないだ時の値を読ませる→ (300mA) 
   6 50mAのマイナス端子につないだ時の値を読ませる→ (30mA)

  ◎ Cさんの学習プリント
 

  (上:
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 <評価基準>
 1 自然事象への関心・意欲・態度
  B 学習プリントを正確に丁寧にまとめることができる

 2 科学的な思考
  B 単位の桁を変える方法を、規則的に思考することができる

 3 実験・観察の技能・表現
  B 電流計の図を、正確に書くことができる

 4 自然事象についての知識・理解
  B 電流計の使い方を正しく理解し、説明することができる


  授業を終えて
  簡単な内容を大変ゆっくり指導したので、生徒が退屈しないか心配していた。

  しかし、授業を終えると、ほとんどの生徒が充実した顔をしていたので、彼らの
  実力にピッタリだったことが分かり、私も嬉しかった。

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