このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(2004年度)です |
遺伝の復習
2004 5 26(水)
各教室
1学期中間テスト直前なので、既成の問題プリントを使い、遺伝の復習をした。前時に気づいていたように、体細胞分裂についての理解度が低いことが分かったので再度説明を加えた。
<授業の流れ>
1 問題プリントを配付する
2 問題を解かせる
3 黒板に解答欄を書く
4 教師が答を書く
(上:まず、1番だけ解答を書く)
<ここで一言>
「理科が不得意な人に言っておきます。問題は時間をかけて解いてはいけません。問題を良く読んで分からなかったら答をすぐ見ます。そして、その答を覚えます。いつまでも考えてるのではなく、答を少しずつみて、マメに覚えることがポイントです。同じような問題が、必ず後から出てきます。その時、正解するようにすればよいので、少しずつ答を見るようにして下さい。例えば、基本の1番では、染色体や遺伝子という言葉がありますが、これらは重要語句なので必ず2回3回と出題されます。」
(上:しばらくしてから2番の答を書く)
「2番の(1)では体細胞分裂という答が出ましたが、できましたか。分かっていない人がいるようなので説明を加えます。細胞分裂には2種類あります。体細胞分裂と減数分裂です。体細胞分裂は普通の分裂なので染色体の数が変わりませんが、特別な生殖細胞(精子、卵子)を作るときには染色体数を半分にするため減数分裂が行われます。なお、減数分裂を行う部分は生殖器官(精巣、卵巣、植物では雄しべの葯など)です。」
細胞分裂の分類 \ 体細胞分裂 減数分裂染色体数 変わらない 半分になる 染色体量 半分になる 1/4になる どんなとき
どんな場所で1 成長(体のさまざま部分)
2 無性生殖
3 発生(細胞数は増えるが、大きさは小さくなる)1 生殖器官(生殖細胞を作るため) いくつの細胞ができるか 1回の分裂で2つの細胞ができる 第1、第2分裂が連続して行われ、4つの細胞ができる
(上:灰色の部分については、混乱をさけるため教えない方が無難かも知れない)
<評価基準>
1 自然事象への関心・意欲・態度
2 科学的な思考
3 実験・観察の技能・表現
4 自然事象についての知識・理解
A 1学期中間テストの正解率が80%以上
B 1学期中間テストの正解率が50〜79%
C 1学期中間テストの正解率が49%以下
授業を終えて
いよいよ中間テストが始まる。生徒がどれだけ理解しているか、テスト勉強をしなくても教師どきどき。できないようなら教師の責任も大きい。このように書くのは受験を意識しているからで、これまで理科好きの生徒をたくさん育ててきた自信はあるが、点を取るための方法は十分に指導していないからである。
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1学期中間テスト返却