このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(2004年度)です |
エネルギー資源
2004年度
各教室第1分野の7章『科学技術と人間』は、総合的な学習の時間に位置づけ、3時間完了で学習しました。実際は、授業時間が足らなくなり、2時間で完了しなければならないクラスもあったので、この記録は2時間完了でまとめてあります。
7章『科学技術と人間』の目標
エネルギー資源の利用と環境保全との関連や科学技術の利用と人間生活とのかかわりについて認識を深めるとともに、日常生活と関連付けて科学的に考える態度を養う。ア エネルギー資源(本時)
人間が利用しているエネルギーには水力、火力、原子力など様々なものがあることを知るとともに、エネルギーの有効な利用が大切であることを認識すること。イ 科学技術と人間(次時)
科学技術の進歩による成果として新素材などの利用が行われ、日常生活が豊かで便利になったことを知るとともに、環境との調和を図りながら科学技術を発展させていく必要があることを認識すること。
<授業の流れ>
1 導 入(15分)
単元『科学技術と人間』の扉にある写真(教科書)に説明を加える
(上:生徒からロボットの例を発表させる、ペット・ロボットやドラエモン、鉄人28号の名前があがって盛り上がります。しかし、一般社会で最も多いは、工場内のベルトコンベアの前で働く腕だけの工作ロボットです。)
2 くらしとエネルギー(15分)、エネルギー利用の問題点(15)
・ 本文を読む
・ 重要語句にアンダーラインをひく
・ 火力発電、原子力発電、水力発電のしくみや共通点をまとめる
・ 化石燃料について調べ、考える
・ 限りあるエネルギー源について調べ、今後を考える
・ 環境に優しいエネルギーについて考える
3 本時のまとめ、感想
◎ Aさんの学習プリント
◎ Bさんの学習プリント
Bさんのクラスは『エネルギー利用の問題点』だけで1時間学習した。社会科で学習した4大公害の他に、名古屋市立名南中学校学区にあった公害『柴田ぜんそく』についても取り上げた。
<評価基準>
1 自然事象への関心・意欲・態度
B 実際のくらしで利用しているエネルギーを指摘することができる
2 科学的な思考
B エネルギーの有効利用の大切さについて考えることができる
3 実験・観察の技能・表現
B 科学技術やエネルギーに関する資料や写真を総合的、多角的に調べることができる
4 自然事象についての知識・理解
B 電気、化石エネルギーなど多種多様なエネルギーについて正しく理解できる
授業を終えて
今回は一般常識の学習だったが、日常生活に欠かせないエネルギー問題について、多くの生徒が知らないことばかりで驚いた。ウラン、という単語も知らない。前のページでも書いたように、日本人だけでなく世界中の人が日常的に問題意識を持っていなければならない。学校現場は、溢れる情報を厳選し、正しい情報を知らせる義務がある。
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