このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(2004年度)です

科学技術と人間
                   2004年度
                   各教室

 第2分野の自然がもたらす災害と恩恵を選択した場合、ここは学習しなくても良い選択の範囲だけれど、入試に出たら可哀相なので重要語句を中心に簡単な説明をした。

7章科学技術と人間の目標
 エネルギー資源の利用と環境保全との関連や科学技術の利用と人間生活とのかかわりについて認識を深めるとともに、日常生活と関連付けて科学的に考える態度を養う。
ア エネルギー資源(前時)
 人間が利用しているエネルギーには水力、火力、原子力など様々なものがあることを知るとともに、エネルギーの有効な利用が大切であることを認識すること。
イ 科学技術と人間(本時)
 科学技術の進歩による成果として新素材などの利用が行われ、日常生活が豊かで便利になったことを知るとともに、環境との調和を図りながら科学技術を発展させていく必要があることを認識すること。


<授業の流れ>
1 教科書の写真に説明を加える
(10分)
2 本文を読む(10分)
3 重要語句を書き出す(5分)
4 それらに説明を加える(10分)
 ・ ファインセラミックス(優れた陶器、人工関節、包丁)
 ・ 生分解性プラスチックス()
 ・ 液晶(コンピューター)
 ・ 炭素繊維(釣り竿、テニスラケット)
 ・ 吸水性ポリマー(紙おむつ)
 ・ 形状記憶合金(メガネ)

(上:生分解性プラスチックに入っている練習問題プリント。これを6枚準備し、回覧させた。)

 
 ・ ペットボトルやアルミ缶のリサイクル(再生利用)
 ・ 再生紙

(上:印刷室に置かれた再生紙。リサイクル製品は、いたるところに見られる。)

 ・ エネルギー消費を減らす(ハイブリッドカー)

<評価基準>
1 自然事象への関心・意欲・態度
 B 日常生活にある新素材や科学技術の例を指摘することができる

2 科学的な思考
 B 環境との調和を図りながら科学技術を発展させていく必要を認識することができる

3 実験・観察の技能・表現
 B 新素材や科学技術に関する資料や写真を総合的、多角的に調べることができる

4 自然事象についての知識・理解
 B 日常生活にみられる新素材や科学技術に関する語句を正しく説明することができる


授業を終えて
 科学技術は日々進歩するから、私が学生だった時に新素材だったものが、今、旧素材と呼ばれるのは当然である。しかし、今に残るかつての新素材は優れた特性を持っているものばかりだから、歴史あるものを大切に使うことも忘れてはいけない。そして、自然や環境との調和を考える前に、人間の欲深さを戒めなければならないと思う。科学技術に頼らず質素な生活を楽しむこと、消費しないことを第1に考えなければならない。人間が、大自然のたった1つであることを認識なければ、真に人類が繁栄することはありえない。

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(C) 2005 Fukuchi Takahiro