このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(2004年度)です

2学期期末テスト返却 
          2004 12 2(木)
          朝の学級活動、昼放課、授業時間など
          各教室で、各教科担任から

テスト範囲
1 これまでに学習した内容全て
2 2学期中間テスト
3 問題プリント
 ・ 2分野のの一部分、6、8、9、10
4 教科書2分野下 p.71〜 最後

平均点: 45.1点

教科担任からのコメント
 平均点が先生の予想を下回っていました。もっと勉強して下さい。冬休みはひたすら練習問題に明け暮れて下さい。理科にはいろいろな分野がありますが、テストに出題される問題は決っています。形式や数字が変わっても答えられるように練習して下さい。そして、全ての問題と答えを覚えたとき、新しい理科(自然)の世界が広がることでしょう。


◎ 興味関心を調べる問題
 次の(あ)〜(お)の中からテーマを1つ選び、答えなさい。(あ)〜(お)の記号も書くこと。
(あ) あなたの家の中で見られる食物連鎖の例を1つ (ヒトは除く)
(い) あなたの家の中にいる分解者の例を2つ以上
(う) あなたが自然環境を保全している具体的な活動を1つ
(え) あなたが実際に受けたことがある自然災害を1つ
(お) あなたが感じる自然の恩恵を1つ

◎ 生徒の解答
あ あなたの家の中で見られる食物連鎖の例
・ ハムスターが野菜を食べること。
・ 自分の飼っている犬が草を食べること。
・ 私が飼っているウサギが、草を食べること。
・ 家の中にいる蜘蛛は、小さな虫を食べてくれる。
・ 家で育てている野菜← どこかの虫← 虫をねらっている小鳥

い あなたの家の中にいる分解者の例
・ カブト虫を飼っていたとき、土の中に住んでいた微生物
・ 花壇のなかにいるダンゴ虫やムカデや微生物
・ ヨーグルトの中にいる乳酸菌
・ 植木鉢の土の中にいる微生物
・ クロカビ、アオカビ
・ ダニや微生物
注意: 有機物を無機物に分解する、という視点から判断すれば、「ダンゴ虫」「ムカデ」「ダニ」は明らかに間違っている。

う あなたが自然環境を保全している具体的な活動
・ なるべくリサイクルできるものを使っている。 4
・ ゴミを分別して捨てています。 3
・ ゴミのポイ捨てをしないこと。 2 
・ 無駄な電気を使わないようにする。
・ ベランダで植物を育てて、二酸化炭素を減らそうと努力している。
・ 再生紙を使ったトイレットペーパーやノートを使うようにしている。
・ 再生紙を使ったり、裏が白い紙などをノートや計算用紙として使っている。
・ プラスチックやペットボトル等、リサイクルできるもの専用の袋に入れている。
・ 揚げ物で使った油をそのまま排水口へ流さないように、固めて燃えるゴミとして捨てている。
・ 新聞紙や雑誌、牛乳パックなどを集めて、リサイクルし、新しい商品に作り替える活動をしています。
・ ポイ捨てをしないことです。いろいろなゴミを、そこらに捨てるのは間違っています。私はゴミ拾いをしたこともあります。とても大変でしたが、やりがいがありました。 

え あなたが実際に受けたことがある自然災害
地 震 40
・ 夜寝ていたときに、大きな地震があって怖かった。
・ 急に揺れ始めたときは、怖くて何もできなかった。
・ 私が小学校いたとき、阪神大震災を体験しました。
・ 私が体験したことがある1番大きな地震は震度4です。
・ 家の中にいたときに地震が起きて、食器等が壊れて怪我をしたことがある。
・ 震度3ぐらいで、立っていてもすごく揺れていることを感じた。物はあまり落ちなかった。
・ 僕は大きな地震を体験したことがあるので、今度いつか来るか分からない「東海大地震」のことを考え、毎晩びくびくしています。
集中豪雨 31
・ 小学校4年か5年の時の集中豪雨。
・ 水が腰の高さまできました。 2
・ 車の中に水が入って使えなくなった。 5
・ 東海豪雨で、家族で家まで歩いて帰った。
・ 東海豪雨で、家の商品の1/4がダメになってしまった。
・ 東海豪雨で、床上浸水になってしまい、大変な被害を受けた。
・ 東海豪雨で、家の前を車が走るたびに水が家の入ってきて大変でした。
・ 私の家はお店をやっているので、並んでいた野菜や果物がすべてダメになりました。
・ 昼からずっと雨が降り続き、夜に道路が冠水し、そして、水が一気に家の中に入ってきて、片付けるのに苦労した。
・ おばあちゃんの家が床上浸水して、畳を上げるのを手伝いに行こうとしたら、水が胸の高さまで来たので、しばらく家の中で待っていた。
・ 外に出掛けていて、帰ろうとしたら大雨が降り出して、バスが水に浸かって動かなくなって、バス停の来れなくなって、結局最終電車で帰ったこと。
・ 9月にあった集中豪雨では、名鉄電車に閉じ込められました。その時は神宮前で、家とも連絡がとれず大変でした。もう雨に日に電車に乗るのは嫌です。
・ 小学校の時に集中豪雨があり、ものすごい量の雨がずっと降っていました。そして、次第に水がたまっていき、大江川の道が海みたいになってしまいました。家の近くでも車が水に浸かって大変でした。
・ 東海豪雨の時、私は習い事の帰り道で、膝まである道を歩きました。自分の地域には来ないだろう・・・なんて思っていると何が起こるか分からないと思いました。だから、今回予測されている東海沖地震は、あらかじめ非常食等を用意しておいた方が良いと思います。
台 風 29
・ 台風の水が店の階段まで来た。
・ 台風で床下浸水の被害を受けた。
・ 台風の水で、溺れそうになったことがある。
・ 台風の風で、僕の家の倉庫の扉が吹き飛ばされた。
・ 台風で家が停電した時、すごく怖かった覚えがあります。
・ 台風の洪水で、車が1分も経たないうちに動かなくなった。
・ 風が強く、窓が開けられなかった。雨の音も五月蝿かった。
・ 台風で屋根の瓦が外れた。もど通りにするのに金がかかった。
・ おばあちゃんの家で台風を体験したとき、窓ガラスが割れて、その破片が背中に刺さった。
・ 台風で洪水になったときに、白水まで水浸しになった。家の車が壊れたり、道が海に浸かってソファーが流れたり大変だった。
・ 台風で洪水になってしまい、おばあちゃんの家の中まで水が来てすごく大変だった。片付けたりするとき、みんなで力を合わせて頑張った。
・ 3年ぐらい前に、東海地方に大きな台風がきました。その時、家の玄関まで水が入ってきたり、車が2台ダメになったり、出掛けていた祖父母が車をおいて1時間かけて歩いて帰ってきたりしました。空にもいろいろなものが風で吹き飛ばされていて、本当に怖かったです。
暴 風
・ 夏から暴風が何回も吹いて怖かった。
大 雪
・ 大雪の日に車庫の中にいたら、雪の重みで屋根が潰れそうになった。

お あなたが感じる自然の恩恵
・ 日本にはすばらしい四季がある。
・ 今年は台風が多かったから、水不足にはならなかった。
・ 太陽の光が、洗った服や布団や乾かしたり、ふかふかにしてくれること。
・ 雨が降ってくれることによって、水が飲めたり、木が育ったりすること。
・ 台風は困るけれど、全く来なかったら、水が減って植物にとって水不足になる。
・ 雪国の人は大変だと思うけれど、白川郷や富士山の雪景色は見ていると心が安らぐ。
・ 雨が降り、太陽の光で草木が育ち、その草木が酸素を出すことによって僕達は生きることができる。
・ 山の空気が綺麗なこと。自分は小さい頃、喘息だったけれど、長野県のキャンプにいって綺麗な空気で治ったことです。
・ 日本には四季があり、春夏秋冬でいろいろなものを食べることができて、気温や風景が季節毎に変わる。これは日本だけの貴重な自然だと思う。
・ 雨が降ることによって、私達は生きていくのにもっとも重要な水を得ることができ、木や花などの植物達も雨水のおかげで生きてゆくことができる。


◎ テストを終えて
 得点のヒストグラムが正規分布ではなく、美しい『2こぶラクダ』になってしまった。2こぶと言っても、その間の凹みは小さいので大きな問題ではないが、勉強している者の中に『ある1線』が存在していることが明確になった。つまり、単純に練習問題をくり返している者と、間違えた時にその周辺部までも調べる者の差である。これから、化学分野を学習するが、受験を控えた中学3年生なので、楽しい実験は我慢して、もっと楽しい受験での点の取り方を教えなければならないと思う。もちろん、すでに半分の生徒は『ある1線』を超えているので、より高度で普遍的な科学的な思考方法を使って得点する能力を高めていく必要がある。

◎ 雑 談
 理科の授業時間が週2時間になってしまい、私が全クラスに返却し終えるのは来週火曜日になってしまう。しかし、受験を控えた3年生の現実問題として、翌日水曜日に始まる保護者会(私立の受験校決定)までには、2学期通知表のメドを立てておかなければならない。そこで、各学級担任にお願いして、解答用紙を返却して頂いた。模範解答は、用紙節約のため、各生徒の解答用紙裏に印刷した。

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