このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(2004年度)です

実験1 いろいろな酸化
                   2004 12 3(金)
                   各教室

<はじめに>
 1、2年生で、中学3年生以上の内容を実験付きで学習してしまった。復習実験を行うことも検討したが、受験モードに突入している生徒もいるので、本時は教室内で酸化反応をまとめるに止めた。ですから、実験中心の授業を展開したい先生は以下のページを参考にして下さい。

<1、2年生で行った9つの化合実験>
参考: 2年生で行った実験(酸化)
1 
鉄を熱する
2 
銅の酸化
3 
Mgの酸化
4 
使い捨てカイロ

参考: 2年生で行った実験(硫化)
5 
鉄と硫黄の化合
6 
銅と硫黄の化合
参考: 1年生で行った実験(酸化)
7 
いろいろなものを熱する
8 
有機物を熱する
9 
水素の爆発

酸化の定義: 物質に酸素が化合することを酸化という
 → 化合の中でも、とくに酸素を化合することを酸化という


<授業の流れ>
1 化学変化についてまとめる

2 化学変化における「酸化」の位置を確認する
<酸化の定義> 物質に酸素が化合することを酸化という
 → 化合の中でも、とくに酸素を化合することを酸化という


<酸化の呼び方>
 酸化は、その激しさによって呼び方が変わります。授業では、次の4つに分類しました。
1 さびる(非常に穏やかなもの)
2 燃 焼(光を出すもの)
3 爆 発(音を出すもの)
4 呼 吸(生物体内で有機物を酸化させること)


<硫化の位置>
 酸化だけでなく、硫化の位置も確認すると理解が深まります。

 銀の指輪が「硫黄」によって黒ずむ例も分りやすいです。

3 いろいろな酸化をまとめる
 ・ 教師の巧みな話術によって、2年生の実験を思い出させる
 ・ 化学反応式を使って整理させる
 ・ 原子、分子モデルを使って、反応をイメージさせる
 ・ 深入りすると切りがないので、入試に出題されやすいものから順に指導する
 ・ 理科便覧も一瞥させる
 

4 原子と分子の復習
 クラスの実態と、授業の流れに応じて行って下さい。生徒から要望がない場合は、復習する必要はありません。必要が出た時に、必要なものだけを行うようにしましょう。今回は、4クラス中1クラスだけ行いました。

(上:C君の学習プリント)

  ◎ D君の学習プリント

  ◎ E君の学習プリント


<評価基準>
1 自然事象への関心・意欲・態度
 B いろいろな酸化について、丁寧にまとめることができる

2 科学的な思考
 B 化学変化における酸化の位置を正しく把握することができる

3 実験・観察の技能・表現
 B 化学反応式を規則的に美しくまとめることができる

4 自然事象についての知識・理解
 B いろいろな酸化反応を、正しく理解することができる


授業を終えて
 受験生の実態に即した授業なので、悪くないと思う。


 → 化学反応式の説明については、2003年度の実践
化学変化(化合)のまとめも参考にして下さい。

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