このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(200年度)です

2009年度
3年 理科の授業カリキュラム

はじめに
 今年度は2年生4クラスと3年生2クラスを担当しました。各学年とも複数の先生で担当したので、授業内容と進度は常に調整しました。このページは3年生の授業カリキュラムと内容を簡単に示しますが、2012年4月完全実施の学習指導要領による新しい内容を中心に、いくつかの授業記録のページとリンクしています。

3年物理学 運動とエネルギー
先生の自己紹介:理科の授業の進め方(年間計画、学習プリント)
時間の矢(時間は1つの方向へしか進まない)
(1)時間の単位とその変換(秒、分、時間、日、年)
速さについて復習しよう!
(1)速さとは何か?
(2)距離(長さ)の単位
(3)速さの単位(時速、分速、秒速)
(4)速さの単位変換の練習
実験1 記録タイマーで速さを測る
(1)手で記録テープを引っ張る(速さを変える)
(2)6打点毎(0.1秒毎)にテープを切り、グラフにする
実験2 自由落下する物体の速さ
(1)6打点毎にテープを切り、『0.1秒毎の距離=0.1秒間の速さ』を得る
(2)物体を自由落下させると、『速さは時間に比例する』ことを検証する
記録テープの処理方法
(1)記録タイマーによって時間が速さが測定できる、という考え方の復習
(2)1/60秒、6/60=0.1秒、12/60=0.2秒など、簡単な分数の復習
(3)12cm÷0.2秒など、少数や分数で割算する復習
実験3 斜面を滑り落ちる台車
(1)斜面の角度を変えて、2回実験する
(2)斜面と加速度が関係していることに気付く
実験4 力と加速度(F=ma)
(1)実験2と同じ自由落下の記録をとる
(2)テープを切らずに、『落下距離と時間のグラフ』を求める
(3)数学の2学期で学習する放物線(y=ax)について紹介する
 → 生徒は『落下距離が加速度的に増えていくこと』を感覚的にとらえる
実験5 自由落下する物体の距離
 → 落下距離は、時間の2乗に比例する
実験6 だるま落とし(慣性の法則)
(1)だるま落としの実験で、物体の慣性を体感する
(2)等速直線運動と静止が区別できないことを知る
(3)等速直線運動の例
(4)すべての運動は、直線運動に分解できる
10 実習7 台車に働くいろいろな力
(1)水平面にある物体にはたらく『重力』と『垂直抗力』
(2)平行四辺形の法則
(3)斜面にある物体にはたらく『重力』を『斜面を押す力』と『滑り落ち
 る力』に分解する
11 実験8 等速直線運動
(1)斜面から平面へ連続して、台車を走らせる
(2)理想的な等速直線運動との比較
12 実験9 作用・反作用の法則(ペットボトル・ロケット)
(1)いろいろな運動の第3法則の例
(2)屋外でペットボトル・ロケットの発射実験
13 仕事とは何か?
(1)日常の仕事の中から、物理学の仕事をチェックする
(2)仕事=力の大きさ×距離、1J=1N×1m
14 道具と仕事の原理
(1)日常にある道具の中から、物理学で使う道具をチェックする
(2)いろいな道具の例(ペンチ、はさみ、てこ、シーソー、滑車)
(3)仕事の原理
(4)力のモーメントの計算練習
15 実験10 滑車
(1)定滑車と動滑車のまとめ
(2)それぞれの練習問題
(3)2つの滑車の検証実験、および、オリジナル実験
16 仕事率
(1)仕事率=仕事÷時間、1W=1J÷1秒
(2)仕事率の練習問題
(3)質量と力の大きさの違い
17 いろいろなエネルギー
(1)日常で耳にするエネルギーを挙げる
(2)振り子で力学的エネルギーについて調べる
(3)力学的エネルギー保存の法則:位置エネルギー+運動エネルギー=一定
18 実験11 衝突によるエネルギー変換
(1)衝突実験器で、高さ(位置エネルギー)と仕事の大きさの関係を調べる
(2)位置エネルギー(仕事)は、高さに比例する
(3)位置エネルギー(仕事)は、質量に比例する
(4)エネルギー保存の法則(熱力学の第1法則)
19

実験12 熱エネルギー量が違う2つの水を混ぜる
(1)カロリーの定義
(2)カロリーの計算練習(理論値の求め方)
(3)実験
(4)実験値と理論値の比較、考察

← 前年に行った同じ内容の授業実践
 『
実験11 2つの水を混ぜる2008年

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3年生物学 細胞と生物のふえ方
1 観察1 ほおの内側の細胞
(1)各自の細胞を採取して観察、スケッチする
2 観察2 いろいろな植物の細胞
(1)持参した植物細胞を観察、スケッチする
(2)動物と植物の細胞の基本構造をまとめる
(3)多細胞生物がつくる階層をまとめる
3 観察3 いろいろな動物の細胞
(1)持参した動物細胞を観察、スケッチする
細胞分裂の手順
(1)体細胞分裂、核と染色体と遺伝子とDNAについて学習する
(2)いろいろな動物の染色体数を調べる
5 観察4 細胞分裂
(1)市販のプレパラート(ソラマメ、ヒヤシンス、タマネギ)を使う
(2)見つけたものを確認、スケッチする
6 観察5 種子植物の生殖
(1)無性生殖と有性生殖についてまとめる
(2)1年生で学習した種子植物の雌しべの成長について復習する
観察6 胚、種子、果実
(1)持参した植物の果実を解剖し、つくりや味を調べる
(2)1年で種子植物について復習する
8 観察7 動物の有性生殖
(1)カエルの卵割(受精から孵化、変態して大人になるまで)
9 観察8 生殖細胞(卵子と精子)のでき方
(1)減数分裂について
(2)ヒトの染色体数(常染色体と性染色体)
10 実習10 ABO式血液型
(1)輸血できない理由について考える
(2)4つの血液型についてまとめる
(3)自分と家族、親族の血液型について調べる
(4)ヒトの血液型を決める主な遺伝子、ヒトの主な対立遺伝んし
11 メンデルの実験
(1)純系と雑種、遺伝子と形質、優性と劣性
(2)教科書を読んで、クローン生物の説明
12 遺伝に関するいくつかの問題
(1)自家受粉
(2)分離の法則
(3)遺伝子の本体(DNA)

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3年化学 物質と化学変化の利用
1 実験1 いろいろな金属の燃焼
(1)銅、亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、鉄
実験2 有機物の燃焼
(1)有機物+酸素→二酸化炭素+水
(2)持参した有機物(キャベツ、米など)の燃焼実験
3 実験3 酸化胴の還元
(1)酸化と還元のまとめ
(2)銅の酸化実験: Cu+O→CuO
(3)酸化銅の還元実験: CuO+CO→Cu+CO
4 実験4 化学変化と熱エネルギーの出入り
(1)物質の2つの変化(状態変化、化学変化)のまとめ
(2)発熱反応と吸熱反応
(3)吸熱反応:塩化アンモニウムと水酸化バリウム
(4)発熱反応:塩化アンモニウムと水酸化ナトリウム
5 実験5 チョークを小さくする
(1)チョークを小さくしていく演示実験
(2)物質をつくる究極の粒子としての『原子』、および、原子周期表
(3)原子をつくる『原子核』と『電子』
6 原子とイオン
(1)原子(元素)周期表の復習
(2)原子とイオンの関係、および、イオンの周期性
7 実験6 食塩水でつくる化学電池
(1)食塩の電離(NaCl→Na++Cl-)、イオンのモデル
(2)電解質と非電解質
(3)10円玉、1円玉、フルーツの持参
8 実験7 塩化銅の電気分解
(1)塩化銅の電離(水に溶かす)
(2)塩化銅水溶液に電流を流す
(3)銅と塩素の検証実験
(4)イオンや電子が移動するモデル図
9 実験8 塩酸の電気分解
(1)塩化水素水溶液(塩酸)に電流を流す
(2)水素の爆発実験と塩素による脱色実験
(4)イオンや電子が移動するモデル図
10 実験9 水の電気分解
(1)水の電気分解、および、酸素による線香の燃焼実験
(2)イオンや電子が移動するモデル図

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3年 科学技術と人間の生活
1 (1)電気エネルギー、および、エネルギーについて
2 (2)エネルギー利用の現状と今後の課題

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3年地学 地球と宇宙
1 観測1 宇宙のはじまり
・137億年前のビッグバンから現在まで
2 観測2 地球(日本)から見た天体の動き
(1)地軸と北極星、地球の自転と日周運動
(2)真東から昇り、南を通って、真西に沈む天体
(3)南の空で、東から南を通って西へ動く天体
(4)北の空で、北極星を中心に東から西へ動く天体(沈まない)
(5)天球モデルで考えた天体の動きと『日本からみた天体の動き』
 →北天、南天、西天、東天の順に考える
3 観測3 宇宙から見た地球の時間と方位
(1)宇宙から見た太陽光線と地球の自転
(2)地球にいる人が決めた時間と方位
4 観測4 88星座と黄道12星座
(1)地動説と天動説
(2)宇宙にある星と『地球から見た星座』
5 観測5 南中高度の変化
(1)地球から見た1日の動き(日周運動)、春分と秋分、次に、冬至、夏至
(2)宇宙から見た地球の1年の動き(年周運動)
(3)年周運動と地軸の傾きによる、太陽の何中高度(季節)の変化の説明
6 観測6 星の1日の動き(地動説から天動説へ)
(1)北極星を中心とする日周運動と年周運動
(2)宇宙から見た地球の自転(日周運動)と公転(年周運動)
(3)時間、角度と日周(年周)運動の対応表
7 観測7 月
(1)宇宙から見た月の月周運動
(2)地球から見える月の形
8 観測8 天体の階層
(1)宇宙、銀河団、銀河、ブラックホール〜宇宙人、星間ガス
(2)銀河系と銀河、銀河系における太陽系(地球)の位置
9 観測9 太陽系の天体
(1)太陽のつくり、黒点、自転
(2)太陽系の天体
10 観測11 日食と月食
(1)宇宙から見た太陽、地球、月の位置関係
(2)地球から見た太陽、月
(3)皆既日食と部分日食(金環食)
11 観測12 金星の見え方
(1)宇宙から見た太陽、地球、金星の位置関係
(2)地球から見た金星(大きさ、満ち欠け、明るさ)

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3年生物学 自然と人間
1 観察1 生物どうしの関係
(1)いろいろな生物どうしの関係
(2)食物連鎖と生物ピラミッド
2 観察2 落ち葉の中の生物採集
(1)屋外採集、および、観察
3 観察3 落ち葉の中の生物
(1)肉眼、ルーペ、双眼実態顕微鏡による観察、および、スケッチ
(2)節足動物(外骨格)を4つに分ける
4 実験4 土の中の生物の培養
(1)加熱による殺菌
(2)自家製シャーレによる寒天培地づくり
5 生物の利用
(1)堆肥をつくろう
(2)菌や細菌による水の浄化
(3)生物濃縮

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