このページは『3年(2011年度)<Mr.Taka 中学校理科の授業記録』です |
4 天体の南中高度、1日の動き
2011年11月中旬、普通教室今日は30分程度で終了します。その後、教科書の天文分野の扉のカラー写真を読んで楽しく終了します。今年は3人の先生と授業カリキュラムや進度を合わせる必要があるので、このような時間になりました。したがって、本時(このページ)はとても簡単な内容です。ただし、簡単な算数計算ができずに落ちこぼている生徒を救済するチャンスなので、机間巡視で確実に1人ずつチェックし、100%できるように指導します。
1 本時の目的
(1) 天体の南中高度を理解する
(2) 天体の日周運動における時間と角度の関係をまとめる2 授業の流れ
1 天体の南中高度を理解する
(ア) 天球図に東西南北、観測者、太陽を書く
(イ) 太陽の軌道を破線で書く
(ウ) 太陽の南中高度を書く2 天体の日周運動における時間と角度の関係をまとめる
(ア) 地平線、真北に立つ観測者、北極星を書く
(イ) 北極星の近くにある星1個を書く
(ウ) 北天の星の回転方向を考える
→ 東から西へ(反時計回り)
(エ) 1日1回転=24時間360度、であることを確認する
(オ) 日周運動の時間を角度の関係を表にする3 教科書を読み、以下の点を紹介、確認する
・ハワイ島にある日本の『すばる望遠鏡』
・生写真『北天の星空』に写っている北極星、北斗七星、天の川、アンドロメダ銀河(M31)
3 授業メモ
上:南中高度を説明するための板書。
南中高度だけの説明なら、太陽の軌道は破線で書くべきでしょう。
上:北天の日周運動、および、日周運動の時間を角度をまとまたときの板書。
北極星が動かないように見える、という単純なことでも理解できずに悩んでいる生徒がいます。そのような生徒には、個別に『回転椅子に載せてまわしてあげる』『野球のバッターの回転軸の話をしてあげる』などの方法で解決してあげましょう。日周運動= 1日1回転= 24時間360度= 12時間180度= 6時間90度= 3時間45度、と教えるのは比較的簡単です。半分半分ですからね。次に3時間を3で割って1時間、45度を3で割って15度とします。別な説明は、360度を24時間で割って15度/時、を出します。
上:A君のまとめ、感想
授業を終えて
A君は右表のように時間と角度の関係をまとめていました。1分4度は『普通にすごい』ですが、1秒0.00416667度はびっくりです。一斉授業は混乱したり再度落ちこぼたりする生徒できるので、1時間15度で終了すると良いでしょう。先生自身が調子にのらないように注意してください。
なお、別ページ『星の1日の動き(年周運動)(3年)2004年』もご覧ください。2004年度は地球の公転を教えてから、地球の自転と公転による『星の日周運動と年周運動』の時間と角度の関係をまとめています。
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時 間 角 度 1日
(24時間)1周
(360度)12時間 180度 9時間 135度 6時間 90度 5時間 75度 4時間 60度 3時間 45度 2時間 30度 1時間 15度 40分 10度 20分 5度 4分 1度 1分 0.25度 1秒 0.00416667度
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