このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(2018年度)です

第27時
1学期期末テスト直前調整

     2018 6 20(水)、21(木)
     普通教室

はじめに
 定期テスト前は、各クラスの進度を合わせる必要があります。そこで、いわゆるテスト勉強、自習時間をつくることになります。

 自習には理由があります。何かを特定クラスだけに教えられないからです。個人なら答えられる場合がありますが、クラス単位で教えることには問題があります。もちろん、テスト直前でなければ、質問は歓迎すべきことですが、・・・

 という理由で『自習』になったとしても、私が満足できないので、2週間ほど前から調整を始めます。時間が足らないクラスは端折り、ゆとりがあるクラスはゆっくりまとめたり雑談の時間を楽しんだりします。そして、最後の最後の数10分だけ自習になるクラスが1つできるように調整します。

 したがって、本日の内容はクラスによって全て違うものになります。


本時の目標
・期末テストに不公平がでないように、学習内容を確認する

準 備

生 徒 教 師
  • 教科書
  • 理科便覧
  • ファイル
  • とくになし

授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介 (1分)

(2)各クラスによっていろいろ(40分〜45分)


上:A組の板書

 熱エネルギーの3つの法則をごく簡単にまとめてから、プリント13の記入漏れ、その他いくつかの記入漏れ内容を確認している。


上:B組の板書

 真面目に勉強しているけれど、テストで点が取れない子どもたちがいます。彼らが得点できない主な原因は、以下の通りです。

テストで点が取れない子どもの特徴
(1)教科書を綺麗にまとめ直すことが好き

 どれだけ綺麗にできても、テストの点は上がりません。95%以上、自己満足の世界です。

(2)単語帳をつくる
 単語帳づくりに時間を使いすぎてしまうことがほどんどです。ゲームオーバー(時間切れ)警報が出ています。大切なことは単語帳で、単語を覚えることです。

(3)教科書で調べながら問題集をやる
 教科書で調べはいけません。時間の無駄です。問題集の答えを見てください。そして、その答えを覚えましょう。問題と正解を同時に覚えましょう。

 そして、ういた時間を使い、もう一度問題集をやります。何度も繰り返すうちに、自然に理解できるようになるものです。理解できなければ、潔くあきらめてください。人生、あきらめが肝心です。いつの日か、理解できる日が来ることを信じて!

(4)できない問題にこだわる
 できないものはできません。今の力でもできるものがあります。それを確実の自分のものにしてください。

(5)順番にこだわる
 (4)と同じです。できない問題は飛ばしてください。あなたがテストの得点よりこだわらなければいけないものは順番、なのですか!

(6)理解しようとする
 点を取ることに、理解は必要ありません。正解なら良いのです。

 理解しなくても良いことは、あなたの理解レベルを調べればわかります。第1問、6×7はいくつになりますか。正解は42です。では、なぜ42になるのか、小学2年生が納得できるように説明してください。多くの人は、説明することができません。丸暗記しただけだからです。説明できなければ、あなたは十分に理解していないことになります。

(3)本時の感想、考察 (5分


授業を終えて
 自習は楽です。だだ静かにさせているだけなら、誰でもできるものです。私も楽したいのですが、給料をもらっている仕事ですから、無給の仕事より責任をもってしっかりやらなければいけないと思います。

 自習にしてしまっている先生、子どもが求めている話をしてあげてください。

note:生徒と先生の会話
「先生、テスト前の自習はないのですか?」
「A組は一番早いクラスより2時間遅れているのでありません」

「えええー」
「そのえーは、自習の方が良いっていうことですか?」
「はい!」
「じゃあ、自習にします」
「わーい」→「それは困ります」
「Bさん突っ込んでくれてありがとう。やることやらないと先生も困るので、今日はがんばらせていただきます」

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