このページは、学級通信2年D組『枇杷林檎びわりんご』です。 |
枇杷林檎 104号 2000年10月24日(火)
羨ましいっーーー。 朱 婦
今の時期は、不★可能さんのお嬢さんが羨うらやましくて仕方がない。「テスト勉強があるから・・・」なんて一度でいいから息子から聞きたい! 英検、中間テストのWヘッダー前の土曜日、パートが休みだった私は、子どもが帰ってきたらたまには一緒に勉強につき合ってみようと半日イメージをふくらませて待っていた。昼食を終え、息子は「15分休憩して、ちょうどの時間の1時半になったら始める」と言うので私は片づけをしていた。しかし、約束の時間になってもスヤスヤ眠っているではないか・・・(まあ、2時までは寝かせてあげてもいいナ)と、このあたりまでは私も心のゆとりがあった。だが、その後、起こす→寝ぼける→また寝る、を4時までくり返し、ついに怒り心頭。腹の虫がおさまらず、息子が起きたときにはイヤミが出るばかり。ついには、楽しみにしていたおけいこまで「あんた、まさか行かんよね。」と言ってしまった。大人げないとはこの事で、ここまでくれば後の祭り。残されたわずかな時間さえ、集中力でカバーできない状況を作ってしまった。結局、私の行動を知り尽くした子どもの方に気持ちを癒いやしてもらい、一件落着となりましたが、(あー、やっぱり息子を信じて、私は好きな事していれば円満家庭だった)とマジで反省しました。不★可能さんの母としての態度も羨ましい。
103、104号は、10月22日(月)授業後に書いたものです。
テスト ヤンボー
明日から地獄。山下君は、引っ越してきてすぐテストってかわいそう。もっと楽しいことやってあげたらいいのに。先生!!!予定変更ってないんですか。いだと思う。明日は中間テスト 腰山忠司
明日は中間テスト(1日目は英語、社会、保健体育)がある。昨日、おとついはめちゃめちゃきつかった。特に、昨日の夜は、徹夜して国語、英語、社会を勉強しまくって、途中になっていつのまにか眠ってしまって気づいたら4時になっていた。僕は、早速さっそく寝る準備をした。でも眠れない。でも気づいたら5時30分位に起きた。6時に朝食をとって、また6時15分位に寝た。起きたら6時40分になっていた。日中も眠たくなったけど、我慢して勉強をした。子 供 新井多佳美
この前(けっこう前)はじめてっ!・・・コーヒーを飲んだ。ああ・・・これで私も大人ねー!わーっはっはっはー!ってかんじだった!・・・しかしっ!私が友達に「この前、初めてコーヒー飲んだんだ・」と言うと、「えっ!飲んだことなかったの?!」と、とてつもなく驚かれてしまった・・・。な〜にぃ〜!そして、その子の妹たち(私よりけっこう年下。)は、もう飲んでいたっ!はひ〜!くっ!小学生に先をこされてしまった!(はっ!もしかして、こんなことにこだわっている私って、すごい子供?)これでいいんだ 佐藤美代
雨はうれしい
雨はきらいだ
芳しい香りの花が好き
においのある花は苦手
虫の音は風流だ
虫の音はうるさい
人それぞれ
感じることも 思うことも それぞれ
だからおもしろい反抗期と0点 福地孝宏(紙面うめ)
「先生ごめんね。自分が悪いとわっかているけど反抗しちゃうんだよ。」
これは5年前、ある中学2年の男子から聞いた。しかし、翌日、「先生、それは違うって!」とまた噛み付いた。これは、たった1つの『反抗例』だけど、私たちが忘れていけないことは、子どもは毎日変わること。方法だって毎日変わる。じゃあ、こんな時期をどのようにして乗り越えるのか。それには、柔軟な姿勢が大切だろう。相手をよく見て、よく聞き、よく話し、新しい考えを提案し、考え、約束し、実行する。約束を破ったからといって、怒りすぎてはいけない。謝罪し、それを許し、状況を見て、話を聞き、また新しいルールを作り、実行する。この作業のくりかえし。なんたって、反抗期というのは「規則を破る」季節なんだから。日本の四季にたとえれば、嵐。台風。それは、実りの秋を予感させる。そして、大人には、大人にしかできない仕事がある。いけないことは、ハッキリ「いけない」と言う。ダメなものは「ダメ」と言う。反抗期のエジキではなく、はっきりとした規範としての姿勢をみせよう。最近、0点と100点の違いを考える。何故なら、生徒に「0点でいいから」とか「0点がとれますか?」と話をする機会が増えたからである。これまでは、朝学習のとき、「0点でいいから、やりなさい。」「0点でいいから、全部書きなさい。」「分からない人は、答えを写しなさい。そして、覚えれそうな部分を見つけて、おぼえなさい。」とくり返し話した。最近、合唱コンクールの練習が始って、「歌わなくていいから、並びなさい。」「歌わなくていいから、関係ないことしゃべるな。」と指導している。そして今日、中間テスト初日、「自分の席についていますか?」「テストに関係ないことを大声で喋ったり、笑ったりしていませんか。」。私は言葉を続けた。「そんなことで0点を取れますか。つまり、自分の力を出し切れますか。0点の人は0点。50点の人は50点。100点の人は100点でいいから自分の力を出しきりなさい。そして、今日のために大変な努力をしている人がいることを忘れてはいけません。」
このように書きすすめると、明確な方法を失ってしまうが、常に新しいことにチャレンジする気持ち、ハートがあれば大丈夫だと思う。試験も合唱コンクールも遊びも同じ。私は、全部同じだと思っている。知らないことを「知らない」と言い、分からないことに「どうだ!」と挑戦し、楽しかったら「わっはっは」、失敗したら「くそお。」、間違えたら「ごめんなさい」、感謝の気持ちで「ありがとう」。たったそれだけの事なんだけど、それが全てだと思う。さあ、大人(社会人の先輩)は、子供どもよりも純真な心と笑顔で「こんにちは」。
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