このページは、学級通信2年D組『枇杷林檎びわりんご』です。

 枇杷林檎 112号      2000年11月2日(木)
                これは11月1日(水)、授業等をご参観いただいた保護者の方からの投稿です
 Mother.B
 授業参観のあとの合唱練習、ちょっと感動しちゃいました。
 男子→ 良い声がでてるじゃないですか。
 女子→ 「枇杷林檎ジャック」して、男子にやる気をおこさせるだけあって、
     きれいなハーモニーでした。
 指揮者の多田君、伴奏者の石原さん、きっと皆の知らないところで、たくさん練習したんでしょうね。ステキでしたよ。9日の合唱コンクールが、とっても楽しみになってきました。
 歌うことの大好きな2Dのみんな、キラキラ輝いて下さい。そして、私たちおばさんを感動させて下さいね。
 P.S. 福地先生の歌声、NICE!

 感 想(ポイント見学)
 今日の合唱の練習は、「男子はどんなふうに歌うのだろうか」をポイントに見学させていただきました。前列のM君、K君、K君の三人は初めから声がよく出ていました。歌わない男の子のなかで歌うのはとても勇気のいることです。それができるあなたたちはすばらしい。次に、中列のO君が歌い出しました。たった1人ふえただけなのに男子の声の厚みが増しました。後列のM君、合唱もテストと同じようにやればやるほど楽しくなります。期末テストにはまだ間があるから、そのパワーを合唱にむけてはどうでしょうか。声の小さい人は、せっかく歌っているのだから前を向いて声をしっかり出しましょう。音程がはずれても、ハーモニーが少しへんでもかまいません。(現にうちの子は音痴ですが平気で大きい声で歌っています。)クラスが一つとなって、それぞれが持っている力を出し切ることが一番だと私は思います。
 女子は「自分がクラスの合唱をリードしているんだ」と一人一人が思って歌えば、さらに、パーフェクトです! 以上、感想でした。

 福地先生へ。さび子の小さかった頃も鉄棒は錆びていました。ピカピカだったのは、さび子の母の子どもの頃です。

 Wondreful             参観者A2
 合唱はよかった!
 多くの人の一生懸命さが伝わってきました。107号の女子のメッセージに拍手を送りたい。よくぞ、言ってくれたって感じです。あと何人かの男子のハートを動かすことができたらいいね。彼は今夜あたりお母さんに説教されているかもね?あなた達は上昇気流に乗りました。あと1週間分の雰囲気を大切にして下さい。11月9日が楽しみです。
 P.S.感動の涙をふく大判タオルが必要かしら?

 合唱を聞いて                マザーズK
 本当に思っていたより上手だったのでびっくりしている。でも、ちょっと気になるところもある。それは、たいどの悪さ。姿勢の悪さである。針金をもっていたら背中にいれてやりたいくらいでした。せっかくまじめにう歌っている人たちが、その数人のせいで台無しになってしまう。わらったり、しゃべってほしくない。それだけは、ぜひ直して、当日、りっぱに歌ってほしいと思う。せっかく、あそこまで上手になったのだから、おねがいしたい。

 English is difficult  参観者A1
 2年D組の授業参観は英語でした。みんな楽しそうに盛り上がっていたのに、親子そろってちんぷんかんぷんの単語ゲーム(ーーー字のワード捜し)でした。「やっぱ不得意分野だナ」「遺伝かもね」と2人で夕食時落ちこむ。さいごの先生の思っていた6文字の単語って何だったの?ちょっと気になり尾を引いています。何をかくそう私の中学時代の英語の先生は2年前まで千鳥にいらっしゃった安井先生です。あの頃の英語の授業で思い出すことは、先生が危ないほどロミオとジュリエットの陶酔し、子どもながらにあきれるほど映画の話をして頂いたことです。
 K先生から、、、答えは friend だそうです。


 お 礼         福地孝宏
 昨日はありがとうございました。
 授業後の合唱練習は、本当におどろきました。生徒たちは、今もっている力を出し切りました。その姿を見て感動すると同時に、教師の微力さを感じました。どんなにガンバっても、親の力には勝てません。彼らは、お母さんたちに最高の姿を見せようとがんばりました。たった30分の練習でしたが、自分以上にガンバって、新しい自分を見つけた生徒もたくさんいます。それは、111号を読んでいただければ分かりますが、あえて書き出します。
・ いつも歌ってくれないO君も一生懸命歌っていた。        (太郎左エ門)
・ すげー男子がめっちゃ歌ってる!!びわりんごジャックのおかげ!?(ピース)
・ 歌っていると体中が熱くなった。                (死にそー)
・ 音がそろったとき、寒けがするほどだった。           (死にそー)
・ 女子強し!!!男子はすぐバテけど、私をふくめて女子はピンピンしていた。
                                 (赤おに)
・ Again!                         (外国人)
・ 練習をして初めて満足できた。これは進歩ではない。実力だ。   (松田隆幸)
・ ストレス解消しました。                    (中 川)
・ みんなのお母さんたちの前でキンチョーしないで、あんな熱唱できた。
  みんなと歌ったからだろう。                  (FINE)
・ 母ちゃんたちがおったからだろう。明日もこうだといいのに。   (練習マン)
・ 1番びびったのは、歌がそろいまくった。1つになった。     (赤いりんご)

 ===
 しかし、違う立場から考えると(ちょっと厳しい発言になりますが)、「遅刻、服装、掃除、マナーなどは、家庭以上に指導することは難しい。」とも言えます。教師が口を酸っぱくなるまで注意し、ほめ、叱り、思いつく限りのアイデアを実践し、そして、精一杯の愛情をそそいでも、お母さまたちの足元にも及ばないのです。だって、昨日そうだったでしょう。私が音楽室についた時には、すでに整列が終わり、だれの合図がなくても歌い始めました。それも最高のデキで!・・・いや、もっと誉めるべきです。私たち観客を感動させたのですから。
 当日は本当に楽しみです。彼らは精一杯歌います。それは、誰のためでしょうか?自分のためではありません。彼らはもっと大人です。大切な人に聴いてほしいのです。自己満足のために合唱はしないでしょう。けっして上手いとは言えない38人が集まって、合わせて、唱う。何を合わせて、何を唱うのか。
 11月9日、私は観客です。心と心の大合唱。ステージと客席が奏でる大コンサートを楽しみにしております。そして、今日もまた、「ならんで!」「口を閉じて」「指揮者をみて」「服装をととのえて」の注意からはじまっちゃうと思うんだけど、合唱コンクールの指導ができるなんて、私は幸せものです。今日の苦しみは、明日の楽しみです。じゃなくて、今日も楽しんでいますけど、当日はもっと楽しいだろうなあ。
 最後に、昨日、家の人がみえなくて寂しい思いをした生徒が半分以上います。当日、都合がつかない方もたくさんみえるでしょう。そうした生徒のためにも、びしっと叱ってやってください。「ならんで!」「口を閉じて」「指揮者をみて」「服装をととのえて」

 

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